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No.99-2010/01/15

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┃坂┃ 口■ メールマガジン「坂本歯科医院」 ■口
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 No.99 (2010年 01月15日発行)
 
  こんにちは、医療法人社団 坂本歯科医院の院長の坂本貴史です。
 皆様方に、益々、健康で快適に日常生活ができることを主眼に月に
 一回、お口の中の健康に関連した記事をメールマガジンとして発行
 致します。どうぞ健康増進にこのメールマガジンをお役立て下さい。

┌ 目次 ─────────────────────────────
│ ● 歯科に関連するミニ知識 ●
│ ■ 医療に関する最新情報 ■
│ ★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
│ ◎ お知らせ ◎
│ * 編集後記 院長より *
└─────────────────────────── INDEX ─
  
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  http://www.sakamoto.or.jp/cgi-bin/magazine/magazine.html
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● 歯科に関連するミニ知識 ●
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│  
│  唾液の分泌を低下させる口呼吸
│  
│  口呼吸(こうこきゅう)をしていると、唾液の分泌が低下してしま
│  います。普通は無意識のうちに鼻で空気を吸って、鼻から吐きます
│  が、最近は口から空気を吸って吐く人が増えてきました。
│  
│  口呼吸をしていても自分では気づかない場合が多いので注意が必要です。
│  
│  【ここがポイント】
│  
│  ・いつも鼻がつまっている人
│  ・いつも口をあけている人
│  ・唇や喉が渇きやすい人
│  ・歯ぐきの色が悪い人
│  ・むし歯がある人
│  
│  口呼吸をしている人には、このような特徴が多いようです。とくに、
│  前歯の表面の一部が白い人や口臭が生臭い人は口呼吸の疑いがあり
│  ます。
│  
│  口呼吸が歯にとって危険な理由は、むし歯や歯周病になりやすくな
│  ってしまうからです。その理由は唾液に関係してきます。
│  
│  前にお話ししたとおり、口の中の酸性度がph5・5〜5・7以下にな
│  ると、歯の表面に当たるエナメル質のすぐ下からカルシウムやリン
│  が溶けだします。
│  
│  この状態を脱灰(だっかい)といいますが、しばらくしますと、今
│  度は唾液の力が働いて酸を中和し(緩衝作用)、きれいに洗い流す
│  (浄化作用)などをして歯垢(しこう)の酸性度を中性にします。
│  
│  すると、次に、唾液に含まれているカルシウムなどのミネラルが歯
│  に沈着し、さきほど脱灰した部分が修復されます。この状態を再石
│  灰化と呼びます。
│  
│  つまり、口の中では食事のたびにむし歯ができ始めたり治ったりし
│  ているのです。しかし口呼吸をしていると、唾液が分泌されてもす
│  ぐに乾いてしまうため再石灰化もできず、むし歯や歯周病を進行さ
│  せてしまうことになります。
│  
│  口呼吸をしている人には、さらに次のような特徴があります。
│  
│  【ここがポイント】
│  
│  ・自然に口が半開きになってしまう。
│  ・前歯が飛びだしていたり、歯にすき間か多い。
│  ・上下の歯のかみ合わせが逆になっている(受け口)。
│  ・いつも片側の歯でかむ癖がある。かみ合わせも悪い。
│  ・下唇が上唇より分厚い。
│  ・唇がカサカサに乾燥する。
│  ・朝起きると、喉がヒリヒリ痛い。
│  
│  前に記した特徴と合わせ、このような兆候があれば口呼吸を行って
│  いる可能性が十分にあります。人間以外の哺乳類動物の場合は、鼻
│  呼吸がふつうです。
│  
│  人間の場合は口で呼吸をするので、扁桃腺炎やかぜなどの呼吸器の
│  病気にかかりやすく、最近の子どもにぜんそくが多いのも、口呼吸
│  の影響ではないかという説もあります。
│  
│  元・東京大学医学部口腔外科の西原克成博士による口呼吸を治すト
│  レーニングを簡単に紹介しておきますが、もっと詳しく知りたい方
│  は『呼吸健康術』(法研)をお読みください。
│  
│  参考:歯と口の悩みを解決する本
│  (坂本歯科医院院長 坂本 貴史)
│  
│  
│  
└────────────────────────────────

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■ 医療に関する最新情報 ■
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│  
│  虫歯がないのに歯が痛い
│  
│  「歯が痛いので歯医者に行ったけど虫歯がないと言われた」と困っ
│  た顔をして私のところに来る患者さんが時々いる。
│  
│  そんな時考えるのは「この患者さんは特発性三叉(さんさ)神経痛
│  の可能性があるのでは」ということだ。
│  
│  三叉神経は脳神経の一つで顔面を走っている額と上顎(じょうがく)
│  、下顎(かがく)の3ヵ所に分布することが三叉神経と呼ばれるゆ
│  えんだ。
│  
│  歯や口腔(こうくう)粘膜の知覚がこの神経に支配されているので、
│  三叉神経痛は歯痛との区別が難しい。これがしばしば問題となる。
│  
│  三叉神経痛は、痛み以外の症状が乏しい「特発性」と、顔面や歯に
│  痛みの原因がある「症候性」に分けられる。
│  
│  特発性三叉神経痛は神経の走行路など限られた部分に、電撃のよう
│  な短時間の激しい痛みが出ることが多いが、軽い痛みが長続きする
│  こともある。
│  
│  痛みの発作は食事や洗顔、歯磨き、ひげそり、はてには顔に風が当
│  たった時にも起きることがある。
│  
│  顔面の片側の同じ部位が反復して痛むことも特徴で、痛みがない時
│  には患者さん自身も忘れていることがある。
│  
│  特発性の痛みの場合、カルバマセピンという薬がよく効く。まずこ
│  の薬を処方し、症状が良くなれば特発性であると診断することもあ
│  る。
│  
│  一方、症候性の方は痛みが長時間続いたり、痛みの他に腫れるや感
│  覚のまひなど別の症状を伴うことが多い。
│  
│  これらが鑑別点になるので、患者さんは症状をできるだけ整理して
│  伝えて欲しい。この病気は中高年に多いとされている
│  
│  原因がはっきりしていない歯痛で、これまで述べたような症状に当
│  てはまる場合は、三叉神経痛による痛みかもしれない。
│  
│  カルバマセピンによる治療効果が不十分な時は、手術による外科療
│  法や神経ブロック療法を採ることがある。
│  
│  実際に私が担当した中にも、口の痛みが強く、カルバマセピンを多
│  量服用しないと症状が軽くならないが、薬の副作用でふらふらして
│  しまう患者さんがいた。
│  
│  話し合いの結果、手術を選択したところ、服用が不要になった。原
│  因が不明の歯痛や口周囲の痛みが続く時は、歯科口腔外科や耳鼻咽
│  喉(いんこう)科、場合によっては脳神経科の受診をおすすめする。
│  
│  (国立病院機構東京医療センター歯科口腔外科医長)
│  
│  健康生活 NIKKEI PLUS
│  
│  
│  
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★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
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│  
│  ワイン文化と合嗽剤の関わり
│  
│  古代ヒポクラテス以来、合嗽剤のベースにはブドウ酒が使われてい
│  た。ブドウ酒はブドウ属の一種(Vitis Vinifera(ビイテイス ヴィ
│  ニフェラ))を醗酵させてつくった酒である。
│  
│  一万年前、新石器時代のスイス、イタリアの遺跡からブドウの種子
│  が発見されているところから、当時から野生のブドウが自然醗酵し
│  たものを飲んでいたと思われる。
│  
│  ブドウの栽培と醸造が始まったのは青銅器時代といわれている。ブ
│  ドウ酒(ワインWine=ラテン語)が文献上に初めて現れたのはオリ
│  エントで、紀元前四五〇〇年頃である。世に酒を好まぬ民族はなく、
│  また、神酒(おみき)を上らぬ神はいない。
│  
│  日本で酒の神は少名彦(すくなひこ)神、大国主(おおくにぬし)
│  神といわれているが、ワインの神はバッカス(正しくはバッコス=
│  ディオニソス)で、多くの国に酒の神がいるが、バッカスが最も知
│  られているのは、彼を生んだギリシア文化が、その後の世界の歴史
│  を支配したからだという。
│  
│  バッカスは、テーベ市の王女セメレとゼウス大神との子で、ゼウス
│  の妻ヘラ神の嫉妬心から山奥に追われ、そこで妖精ニンフ(nymph)
│  達の愛情を一身に受けて美しい若者に成長した。
│  
│  この愛情は彼に優しさを、ヘラ神の迫害は力強さを与えた。この性
│  格は、ワインそのものの性格を表しているといわれている。
│  
│  バッカスの家来には牧羊神のパンとバッカント(バッカスの信女・
│  正しくはバツカイ)がいる。この意味は、ワインを飲んだ男がパン
│  であり、ワインを飲んだ女がバッカントで、ワインの魅力をたたえ
│  た伝説である。
│  
│  それはさておき、ご存じの通リヨーロッパの水は硬質で、あまりよ
│  いものではない。そのかわりにワインが飲まれたのであろう。
│  
│  それにしても、この時代のワインは現在飲用されているような美味
│  なものではなかったであろう。しかし、ヨーロッパには、薬効成分
│  や芳香性をもつ香辛料が数多くあり、これらが粗悪なワインを飲み
│  やすくしたのではないかと思う。
│  
│  斎藤浩氏は、香辛料(日本の薬味)の定義と特徴について、主とし
│  て熱帯、亜熱帯、温帯地方に産する植物の乾燥させた種子、果実、
│  花、蕾、葉茎、木皮、根塊などから得られるものの中で、刺激性の
│  香味を待ち、飲食物を風味づけたり、着色したり、食欲を増進させ
│  たり、消化吸収を助けたりする働きのあるものを香辛料スパイスと
│  総称すると述べている。
│  
│  そしてスパイスの作用は、抗菌、防腐作用、酸化防止作用があり、
│  使用分類には矯臭作用、賦香作用、辛味作用、着色作用があると
│  「スパイス入門」に書いている。
│  
│  参考:歯科の歴史おもしろ読本 長谷川 正康 著
│  
│  
│  
└────────────────────────────────

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◎ お知らせ ◎
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│  
│  嘔吐反射外来のご案内
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/puker.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  院長、本を出版!本の題名は「歯と口の悩みを解決する本」(株式
│  会社法研より)詳しくは
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/message001.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  暗い世相や不景気を俳句、川柳で吹っ飛ばそう!!
│  皆様の俳句、川柳をお待ちしております。
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/takafumi-dictionary008.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  歯に関する悩みや質問など無料で出来ますよ!
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/guestbook/index.htm
│  
│  
└────────────────────────────────

* 編集後記 院長より **********************
   
   あけましておめでとうござます。本年も当医院のメールマガジンが
   皆様にとって少しでもお役に立てれば幸いと存じております。
   
   どうぞ本年もご愛読の程、重ねて、お願い致します。
   
   さて、早いもので、正月も中旬となり、冬らしい天候が続いており
   ますが、私の青春時代の成人の日は、もちろん1月15日でした。
   
   毎年、国立競技場に、大学チャンピオンと実業団のチャンピオンが、
   ラグビー日本一を戦う日で、成人式帰りの若者は、多数来場し、和
   服姿もたくさんいて、観戦している我々を楽しませてくれました。
   
   昨今は、いつが、成人の日なのかわからず、毎年正月の第二週の月
   曜日になったようで、本年は1月11日でした。
   
   やはり成人の日は、1月15日にもどしてほしいものです。そして
   ラグビー日本一も1月15日の成人の日にやってもらいたいと思う
   のは、私一人でしょうかね。
   
   本年は寅年です。団塊の世代が還暦を迎えます。景気低迷が続きま
   すが、今までが良すぎたと、心に思い込ませ、又、一年元気で頑張
   りましょう。
   
   終わりに、今年一年も読者の皆様にとって、幸多き年になりますよ
   う祈念申し上げ、新年号の編集後記と致します。
   
   
   
********************* Message of Director *

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  〒254-0043 平塚市紅谷町17-25 メディカルポート1F
  電話 (0463)-21-0792 FAX (0463)-23-7300
  http://www.sakamoto.or.jp/  doctor@sakamoto.or.jp

  医療法人社団 坂本歯科医院  院長: 坂本 貴史
  Sakamoto Dental Clinic Director: Takafumi Sakamoto

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