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No.122-2011/12/15

No.122-2011/12/15

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┃坂┃ □■ メールマガジン「坂本歯科医院」 ■□
┃本┃ ■□ Sakamoto Dental Clinic Mail Magazine □■
┃歯┃
┃科┃ このメールマガジンは購読無料です。歯科医療の事、歯について
┃医┃ のおもしろい話、障害歯科、その他、ちょっと歯科から脱線する
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 No.122 (2011年 12月15日発行)
 
  こんにちは、医療法人社団 坂本歯科医院の院長の坂本貴史です。
 皆様方に、益々、健康で快適に日常生活ができることを主眼に月に
 一回、お口の中の健康に関連した記事をメールマガジンとして発行
 致します。どうぞ健康増進にこのメールマガジンをお役立て下さい。

┌ 目次 ─────────────────────────────
│ ● 歯科に関連するミニ知識 ●
│ ■ 医療に関する最新情報 ■
│ ★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
│ ◎ お知らせ ◎
│ * 編集後記 院長より *
└─────────────────────────── INDEX ─
  
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● 歯科に関連するミニ知識 ●
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│  
│  原因不明の病気で悩んでいたら口の中を疑ってみよう
│  
│  歯固病をはじめとした口や歯の病気は、今述べた病気以外にも、毎
│  日のいろいろなちょっとした不調の原因となっています。
│  
│  歯石(しせき)や歯垢(しこう)などの歯の汚れを放置しておくと、
│  口の中が炎症をおこし、それがきっかけとなって、手のひらに膿を
│  もった小さなぶつぶつができたり、慢性腎炎、慢性関節リウマチ、
│  リウマチ性心筋梗塞などをおこすことがあるのは、歯科医の間では
│  常識になっています。
│  
│  また、悪いかみ合わせは、肩こり、腰痛、頭痛、めまい、耳鳴りな
│  どの原因になっていることもよく知られています。
│  
│  かむための筋肉は、首や肩の筋肉と連動していますが、かみ合わせ
│  やかみ癖が悪く、適正に筋肉が使われていないと、片方の筋肉だけ
│  が硬直し、血管や神経が圧迫されてしまいます。
│  
│  筋肉にかかるストレスがアンバランスになると、そのアンバランス
│  を解消するために首を傾けたり、片方の肩を上げたりするようにな
│  り、やがてからだに不均衡が生じます。
│  
│  それが原因で肩や首のこり、偏頭痛、目の疲れ、顔が歪むなどの症
│  状がおこるのです。
│  
│  こういう歪みは、たとえば、カイロプラクティックや整体などで一
│  時的に治っても、からだにそういう癖がついているのですから、ま
│  たすぐに元に戻ってしまいます。
│  
│  きちんと治すには、元々の原因、つまり歯のかみ合わせやかみ癖を
│  治すことがいちばん重要です。
│  
│  また、なんとかうまくかもうとしてあごを無理に使うと、あごを中
│  心とした首の周りの筋肉が疲労します。
│  
│  首の周りには大切な神経や血管が走っていますが、その神経や血管
│  を囲んでいる筋肉が疲れてしまうと、今度はこりが生じて神経や血
│  管を圧迫し始め、脳の正常な反応にも悪影響を与えてしまいかねな
│  いのです。
│  
│  口と歯の病気が全身に及ぼす弊害は、頭痛、偏頭痛、肩こり、食欲
│  不振、不眠に始まり、イライラしたり、怒りっぽくなったり、そし
│  て、糖尿病や狭心症、早産など、多岐にわたっています。
│  
│  原因不明の病気で悩んでいるようでしたら、一度、口の中を疑って
│  みることも必要でしょう。
│  
│  
│  
└────────────────────────────────

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 医療に関する最新情報 ■
┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│  
│  国立がん研究センターとの連携事業開始
│  がん患者治療前に口腔ケア
│  
│  日歯と独立行政法人国立がん研究センターは1月31日(月)、連携
│  事業を開始した。講習会を受講した863の連携歯科医師・歯科医
│  療機関(1月31日現在)に、同センターががん患者の治療前の口腔
│  ケアなどを依頼していく。
│  
│  連携歯科医師・歯科医療機関には連携マニュアルが配布される。
│  
│  日歯と国立がん研究センターは昨年8月31日(火)、がん患者の口
│  腔内の衛生不良によるがん治療に伴う口腔合併症等の予防と軽減、
│  全てのがん患者が安心して歯科治療や口腔ケアを継続的に受けるこ
│  とができる体制の整備及び地域医療連携ネットワークの構築を目的
│  に、連携体制を築き上けることについて合意。
│  
│  同センターの患者の9割強が関東圈(千葉県、埼玉県、東京都、神
│  奈川県、山梨県)であることから、モデルケースとして関東圈の地
│  域歯科医療機関と連携して、関東圈の歯科医師等を対象に講習会を
│  開催していた。
│  
│  初年度としては、手術予定患者4千人強が対象になる。今後は、関
│  東圈の医療連携の事業成果を評価・確認するとともに、全国におけ
│  る同様の連携事業(講習内容・連携スキームなど)との整合性を保
│  ちつつ、がん診療連携拠点病院375施設と都道府県歯との連携に
│  拡充させ、全国のがん治療患者のQOLの向上を図る。
│  
│  連携スキームとしては、同センターで手術を受ける予定の患者に、
│  事前にかかりつけの歯科医院を受診することで、口腔内の衛生状態
│  を改善してから手術に臨むことを強く推薦する。
│  
│  入院窓口に専任の歯科衛生士を配置し、がん治療における口腔ケア
│  の意義や重要性を説明する他、歯科受診を勧める文書や紹介状を患
│  者に渡すとともに、受診可能な地域の連携歯科医師・歯科医療機関
│  を紹介する。
│  
│  紹介を受けた後は、必要な口腔ケアや歯科処置を行うとともに、患
│  者の口腔内の情報や処置の内容、患者の口腔内の状態に応じたアド
│  バイス等を同センターに報告する。
│  
│  また、退院後は、がん難民患者の要因の一つであるがん治療後の
│  「歯科治療難民」根絶に向けて、継続して口腔ケアや歯科治療を行
│  う必要がある場合は、同センターから連携歯科医師・歯科医療機関
│  への連絡票を患者に渡す。
│  
│  その後、患者が地域でも継続的に口腔ケアや歯科治療を安全に受け
│  ることができるよう、必要に心して同センターと密接に連絡をとる
│  よう努める。
│  
│  連携歯科医師・歯科医療機関の前提条件となる講習会として、本年
│  度は「手術前患者を対象とした口腔ケア」を実施。
│  
│  来年度以降は、講習2「がん化学療法治療前、頭顎部放射線患者の
│  治療前、治療後の口腔ケア」、講習3「がん終末期患者(在宅ホス
│  ピス患者)の歯科治療・口腔ケア」を計画している。
│  
│  
│  
└────────────────────────────────

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│  
│  歯磨きのはじめ
│  
│  粋な江戸っ子の歯磨き
│  
│  江戸中期以後には、江戸っ子と称する連中は誰も彼もが歯磨きを好
│  んで使った。歯磨きを使うか使わないかで江戸っ子かどうかわかる、
│  とまでされた。
│  
│  ちょっとした悪態にも、「口がくさいぞ、黙っていろ」と言うくら
│  いである。
│  
│  当時の川柳に、
│  
│  ○食い潰(つぶ)す奴に限って歯を磨き
│  ○親の脛(すね)かじる息子の歯の白さ
│  
│  など、道楽息子の悪口にうたわれるほど普及していた。江戸風俗研
│  究家の三田村鳶漁翁(みたむらえんぎょ)もこう述べている。
│  
│  「江戸っ子が歯磨きを使うということも、潔癖(けっぺき)を現す
│  ものであるかも知れません」
│  
│  「歯は真っ白でないといけない。これは江戸の者の特に好むところ
│  でありました」それでは、わが国においては、いつ頃から歯を磨く
│  習慣があったのであろうか。
│  
│  日本人は古代から歯磨き好き?
│  
│  文献上からすれば、日本で最初に歯を磨くことが書かれているのは、
│  永観二年(九八四)に丹波康頼(たんばやすより)が編集した『醫
│  心方(いしんぼう)』であろう。
│  
│  この書物は、中国隋(ずい)時代の巣元方(そうげんぽう)の『諸
│  病源候論(しょびょうげんこうろん)』を中心に、隋(ずい)、唐
│  (とう)時代の医書二百冊、医師百余家の論を加えて完成したわが
│  国で現存している最古の医書で、国宝に指定されている。
│  
│  ところで、考古学的調査の報告によると、古墳時代の人骨の歯牙
│  (しが)、とくに臼歯部の頬の側に磨耗がみられるものがあるとい
│  う。
│  
│  これは、第一話にあるような故意に加工した(削歯(さくし)、断
│  歯(だんし)など)ものではなく、おそらくは楊枝(ようじ)と歯
│  磨粉を使用して、歯を磨き口腔を清掃したことによるものと推定さ
│  れている。
│  
│  この頭蓋骨は岡山県西軽部村の石棺から発見された二例で、この場
│  合は、第一話でのべた中国の例にあるような口に含む球形の小石は
│  存在しない。
│  
│  右のことは考古学的に、奈良時代(七〇八〜七八一)以前から楊枝
│  と歯磨粉が使用されていたことを物語るものと思われる。
│  
│  そしておそらく、粒の祖いそまつな歯磨粉を乱暴に使っていたに相
│  違ない。これについて清野謙次氏は、「身体を清潔にする美風が古
│  く日本人に存在していた証拠である」と言っている。
│  
│  このような側面磨耗症(そくめんまもうしょう)は、わが国では古
│  墳時代に至って初めて現れたものらしいが、日本人の祖先が清潔を
│  好むという点では、禊(みそぎ)硯の一部として口漱(くちすすぎ)
│  をして神事にあずかるのは、より古い時代から行われていたであろ
│  う。そのことは、疑う余地もない。
│  
│  始まりは塩を用いて指で磨く
│  
│  わが国の口腔衛生(こうくうえいせい)思想は、インドに起源し、
│  後に仏教とともに中国、朝鮮半島を経て、東洋思想の医学とともに
│  もたらされた。
│  
│  前述の『醫心方(いしんぼう)』の第五巻、耳目口歯の項に、口腔
│  衛生法についてのべているのがわが国最初の文献ではなかろうか。
│  
│  「治齲歯(むしかめは)痛方」(むしかめはのいたきを治する方法)
│  の項目には次のように書いてある。
│  
│  「朝夕歯を琢(みが)けば齲(う)にならない」「食事をしたとき
│  は数回含漱(うがい)をすれば齲(う)にならない」
│  
│  「鶏が嗚く時(早朝の意)常に歯を叩(う)つこと三六回、永くこ
│  れを行えば歯は齲歯(うし)にならない。しかも歯を固くする」
│  
│  「朝起き、すぐに口中を漱(そそぎ)ぎ、唾(つばき)を口に満た
│  し、これを呑み、歯を瑳(みが)くこと二七回すれば、若者のよう
│  な顔色になり、虫(歯質を食う虫・歯虫(むしば)・蠱(こ)とい
│  う)を去らしめ、歯を固くする」
│  
│  「歯を固くする」というのは、歯周病によって歯が動揺するのを予
│  防する意てあろう。
│  
│  「歯を叩(たた)くとあるのは、房楊枝(ふさようじ)(子)が用
│  いられていたことを暗示させる。
│  
│  普通の習慣としては、指頭で歯を磨いていたようて、この指で歯を
│  磨く方法を磨く方法を中国では、「楷歯(かいし)といっていた。
│  指先で歯を擦り磨く方法は、歯を磨く最も自然な方法てあり、大変
│  古くから行われていたようである。
│  
│  中国の唐の時代(六一八〜九○七)の敦煌(とんこう)壁画(甘粛
│  省(かんしくしょう))に、指で歯を磨いている人物像が描かれて
│  いる。
│  
│  唐(とう)の時代には、房楊枝(ふさようじ)で歯を磨くことも行
│  われ、歯磨き粉として塩が用いられ、ときとしては、数種類のくす
│  るを混(ま)ぜて使用したこともあったという。
│  
│  「千金翼方(せんきんよくほう)遜思遜(そんしばく)選に「毎朝
│  ひとにぎりの塩で、口中に温水を含み楷指(かいし)し、歯を百遍
│  叩(ひゃっぺんたた)く」とよいと書いてある。
│  
│  これらの文献からして、当時の中国で自然な「楷指」の方法と、歯
│  磨剤として塩が使われていたことは明白である。なお、ヨーロッパ
│  や中国では、塩といえば岩塩が主であったが、わが国では岩塩は産
│  出しない。
│  
│  『神代記』には、伊井諾(いざなぎのみこと)の項に「海水をいり、
│  塩を造る」とあるように、海にかこまれたわが国の塩は海水から得
│  ていた。この塩の語源はうしお(潮)からである。
│  
│  また、わが国の製塩は、古歌にあるように、「藻塩垂(もしおたる)
│  る」とか「藻塩焼(もしおや)く」方法でつくっていた。
│  
│  
│  
└────────────────────────────────

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◎ お知らせ ◎
┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│  
│  嘔吐反射外来のご案内
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/puker.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  院長、本を出版!本の題名は「歯と口の悩みを解決する本」(株式
│  会社法研より)詳しくは
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/message001.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  暗い世相や不景気を俳句、川柳で吹っ飛ばそう!!
│  皆様の俳句、川柳をお待ちしております。
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/takafumi-dictionary008.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  歯に関する悩みや質問など無料で出来ますよ!
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/guestbook/index.htm
│  
│  
└────────────────────────────────

* 編集後記 院長より **********************
   
   12月(師走)も中旬を過ぎ、あと2週間程で新年平成24年を迎
   えます。
   とにかく今年を振り返れば、こんなに自然災害にみまわれた年はな
   かったと思います。
   
   何といっても、3月11日午後2時46分に起きた東日本大震災、
   それに伴う巨大津波、そして人災と言える、東京電力福島第一原子
   力発電所の崩壊でした。
   
   地震発生後9ヶ月を経過しましたが、福島県をはじめ、東北全域、
   及び北関東は、日々、放射能におびえています。まきちらした放射
   能は何十年、何百年と人体に悪影響を及ぼします。
   
   どうするか、政府は全く具体的な政策が立てられません。除染、住
   民の移転、そして保障、とにかくその総額は800兆円から1000
   兆円にのぼると言う学者もいます。
   
   私たち国民は、この事態をどう考えたらいいか、来年の大きな重い
   宿題をかかえて新年を迎えます。
   
   来年こそは、平穏で平和の1年であるようにと祈念せざるを得ませ
   ん。これを12月のメルマガの編集後記と致します。
   
   メルマガ編集長 坂本 貴史
   
   
   
********************* Message of Director *

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  〒254-0043 平塚市紅谷町17-25 メディカルポート1F
  電話 (0463)-21-0792 FAX (0463)-23-7300
  http://www.sakamoto.or.jp/  doctor@sakamoto.or.jp

  医療法人社団 坂本歯科医院  院長: 坂本 貴史
  Sakamoto Dental Clinic Director: Takafumi Sakamoto

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