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むし歯とフッ素の関係
むし歯はどうしたら予防できるの?最近注目されている「予防歯科」という考え方。むし歯になってから対処するのではなく、文字通り、意識的に予防するという考え方。
そもそも、むし歯の始まりは、食べ物に含まれている砂糖や炭水化物などが作り出す酸が原因になって、歯に含まれているカルシウムやリンが溶け出すこと。
これを「脱灰」とよぴます。人体のメカニズムにはもともと、食事後、口内を中性状態にして歯を修復する機能があり、これが“歯の再石灰化”とよばれるものです。
つまり、再石灰化を頻繁に行えばむし歯になりにくくなります。それでは、再石灰化を人体のメカニズムだけに頼るのではなく、積極的に出来ないのでしょうか?
そこで登場するのが、今注目の「フッ素」。ごく初期のむし歯にフッ素を直接塗布して再石灰化を促す治療法があることからも、「フッ素」の効果的な活用法は□内で一定時間、滞留させることです。
そのような理由から「フッ素」含有のガムはむし歯予防に適しているのです。
参考:日本歯科医師会
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歯周病と体の病気との関係
歯周病は歯と歯ぐきだけではなく、体の健康と深く結びついています。最新の研究により、歯周病が全身の病気に害を及ぼしたり、全身の病気が歯周病に悪影響を与えたりすることが明らかになってきました。
なかでも、歯周病と糖尿病には密接な関係があります。糖尿病は予備軍も含めて成人の5、6人に1人がかかっていると言われていますが、その合併症のひとつが歯周病なのです。
歯周病で慢性的な炎症があると、血糖値を下げるホルモン「インスリン」に体が反応しにくくなり糖尿病が悪化します。一方、糖尿病で歯ぐきの血流が乏しくなったり、血糖値が上がると、歯周病菌に対する抵抗力が落ちてしまい、相互に悪い作用を及ぼします。
そのため最近では、糖尿病の患者が歯科を、歯周病の患者が内科や糖尿病専門医を、それぞれ受診することは非常に重要だとされ、医科と歯科の連携が整えられつつあります。
それ以外にも歯周病が悪影響を与える事例として、早産・低体重児出産や誤嘔性肺炎、動脈硬化、心筋梗塞などが挙げられます。
また、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)との関連も注目されています。いずれも歯周病菌や、感染によってつくられた生理活性物質が全身に回って引き起こすと考えられています。
また、英国の大学による最新の研究では「歯周病のある人は、ない人より譚臓(すいぞう)がんや胃がん、肺がんにかかりやすい」という論文も発表され、注目を集めています。
参考:歯っぴいスマイル VOL16 日本歯科医師会
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出っ歯やむし歯の原因になる「幼児の悪い癖」
・指しゃぶり
子どもの癖のなかではいちばん多い生理的で自然な行為です。
・爪かみ
6歳ごろから急に増える傾向があります。爪や指先の皮膚をかむ癖を続けますと、前歯がすり減ったり出っ歯になったり、前歯の先端だけがぶつかるような歯並びの原因になります。
・弄唇癖(ろうしんへき)
上唇や下唇を吸うような癖をいいます。唇をかんだり、吸ったりしますから、出っ歯になりやすくなります。
・口呼吸(こうこきゅう)
本来では、鼻で行わなければならない呼吸を口で行うので、口の中が乾燥して前歯が白く濁った色になります。
むし歯や歯肉炎にもなりやすくなります。また、口をあけたままの状態が長いので、唇の周りの筋肉(口輪筋(こうりんきん))が発達せず、出っ歯の原因になります。
テレビを見ているときなど口をあけっぱなしにしていないかどうか観察してください。もしこれらの癖が子どもに現れても、あわてて叱ったり、手をぴしゃりと叩いたりなどしないでください。
やっているのを見つけたら、その場で、なぜやってはいけないのか、やっているとどんな悪い影響があるのかを、根気よく、繰り返し、繰り返し説明してあげてください。
後で叱っても効果は半減します。見つけたらその場で、が原則です。ただし、大勢の人がいる前ではやめてください。たとえ子どもでも、人格を傷つけるような叱り方をしてはいけません。
うまくかめない子どもはどこに原因がある?
赤ちゃんは誕生してすぐ、本能的にお母さんの乳首に吸いつき(これを吸てつ反射と言います。)、口唇、舌、歯ぐきで上手に乳房をかんで、母乳をしぼりだします。
そして、かむことによって、あごや頭の骨が発達していきます。とても大切な役割を担っています。
ところが、近年、かまない子、かめない子が多くなっているというニュースをたびたび見たり聞いたりします。小学校の給食で、少しでも硬いもの、大きなものがあると、かめずに食べ残してしまう子がかなりいるという話も聞きます。
このかめない原因をさかのぼって考えていくと、哺乳ビン授乳にあるという意見があります。哺乳ビンのほうが赤ちゃんも楽に飲めますし、忙しいお母さんも助かりますが、かむ力は、お母さんのおっぱいから母乳を直接飲むことで育つものなのです。
昭和三十年代には、たとえば電車の中でも、お腹のすいた赤ちゃんがむずかると、ブラウスの前をはだけ、赤ちゃんにおっぱいをあげるお母さんを見かけたものですが、今は、そんなことをするお母さ
んはいません。
はしたない行為と受け取られてしまうからでしょう。ある意味では、赤ちゃんにとって、受難の時代といえるかもしれません。
しかし、たとえ母乳がでなくてミルクを与える場合でも、かむ力を育てる方法はあります。それは、哺乳ビンの穴が小さいものを選び、しっかりとかみ、吸わせることです。
しっかりかんで、あごが鍛えられていれば、離乳食から普通食への移行もスムーズに行うことができます。
また、普通食になったら、あごをよく動かさなければならないかみごたえのあるものを与え、かむ力を鍛えさせるようにしてください。かむ力は集中力や瞬発力、忍耐力などとも深い関係があります。
子どもが、かむ習慣を身につけるには、かむ必要のある食品を料理やおやつに取り入れていくことがポイントです。かむ必要のある食品には次のようのものがあげられます。
・魚介類
するめ、煮干、小魚、桜えび、海藻類(こんぶ、わかめ、ひじき)、貝類
・根菜類
ごぼう、れんこん、たけのこ、にんじん、だいこん
・葉物野菜
ほうれんそう、小松菜、春菊
・果物
リンゴ、なし、いも
・豆類
さつまいも(干しいも)、大豆、いんげん豆、枝豆
・乾物
切り干し大根、かんぴょう、高野豆腐
・ナッツ類
ごま、ピーナッツ、アーモンド、くるみ
丈夫な歯をつくるには、子どものころからかむ習慣をつけることです。そして、その役目は、家族の食事を仕切っているお母さん、そして、それをサポートしているお父さんの仕事といえるでしょう。
参考:「歯と口の悩みを解決する本」著者 坂本 貴史
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おしゃぶりと歯並び
たいていの赤ちゃんは、おしゃぶりをしゃぶっていると落ち着いているように見えます。泣いているときに、おしゃぶりを与えると早く泣きやむこともわかっています。おしゃぶりはお母さんにとって、泣いている子供を黙らせる切り札なのかもしれません。
しかし、一方、おしゃぶりの害を強調する人もいます。確かに、おしゃぶりを使っている乳児は中耳炎になりやすい傾向のあることがわかっています。
お母さん方がいちばん心配なのは、おしゃぶりを長く続けていると歯並びが悪くなるのでは?ということではないでしょうか。
でも、結論から先に申し上げますと、2〜3歳くらいまでなら、あまり神経質になる必要はありません。それに、指しゃぶりと違っておしゃぶりをやめさせるのは簡単です。おしゃぶりを取り上げればいいからです。
心配でしたら、機嫌のいいときに少しずつやめさせるようにしたらいかがでしょうか。赤ちゃんが、なかなかおしゃぶりを離さず、歯並びが心配だというお母さんは、歯科医や小児科医に相談してみてください。
次に、子育ての現場でがんばっている方々のおしゃぶりに対するご意見を紹介しておきましょう。あなたは、賛成派に同感ですか、それとも反対派の意見に納得しますか?
●賛成派
1)おしゃぶりは、口の真ん中でくわえるので、歯の左右のバランスが悪くなることがありません。しかし、指しゃぶりだとくわえる場所が左右どちらかにかたより、左右の歯並びがアンバランスになってしまいます。
2)おしゃぶりは、口呼吸の防止と唇や舌を動かす訓練になります。一時期、欧米で、2〜3歳でおしゃぶりをやめさせるように指導したことがあるそうです。
その結果、歯並びが悪くなった、口呼吸する子が増えた、口にかかわる変な癖が増えたなど、あまりよい結果が得られなかったそうです。
●反対派
1)赤ちゃんは、あーあー、だーだー、などの赤ちゃん特有の言葉(これを喃語=なんご、といいます)を言って、お母さんとコミュニケーションを楽しんでいます。けれど、おしゃぶりをくわえていると、こうした言葉を発することができず、お母さんと赤ちゃんの交流の妨げになります。
2)赤ちゃんが泣くと、お母さんは、「どうしたの」と答えて赤ちゃんの様子を観察します。そして、おっぱいを飲ませたりおしめを替えたり、あやしたりします。こうした関係を通じて赤ちゃんはお母さんに愛着を感じ、お母さんも子どもへの愛着が育っていきます。
ところが、おしゃぶりで気持ちを落ち着かせられていると、眠い、なんとなくさみしい、痛い、お腹がすいた、抱っこしてほしい・・などの赤ちゃんの心の動きが感じとれなくなるのではないでしょうか?
賛成派、反対派にもそれぞれ一理あります。使うかつかわないか決めなさいと言われても困ってしまいますが、私の意見はこうです。
赤ちゃんにとってむずかりをなくす、または少なくするためだけのおしゃぶりの使用は、赤ちゃんの心と口にフタをするのと同じ、ということです。
赤ちゃんのいちばんうれしいことは、お母さんやお父さんがいつもそばにいて、やさしく話しかけてくれたり、おっぱいを飲ませてくれたり、おしっこやウンチで汚れて気持ちが悪くなったおしめを、さっぱりしたきれいなものに替えたりしてくれることなのですから、赤ちゃんのその気持ちを忘れずに、使うなら使う、使わないと決めたらそうすればいいのです。
むずかるときだけ使うといった親の態度は、赤ちゃんを混乱させるだけです。
どっちにしたらいいかなどとクヨクヨ悩まないこと--、育児で大切なことは、お母さん、お父さんがゆったりと赤ちゃんに接してあげることなのですから。
参考:「歯と口の悩みを解決する本」著者 坂本 貴史
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おっぱいむし歯と哺乳ビンむし歯
おっぱいむし歯は、一歳半ころから二歳半ころに主に上の前歯にできるむし歯です。夜、寝かしつけながらのだらだら授乳が原因です。寝ているときは唾液の分泌が減少し、おっぱい浸けになった歯が、むし歯になりやすくなってしますのです。
歯の健康から考えると、一歳過ぎにはおっぱいを終わらせることができればいいのですが、無理におっぱいをやめて、子どもを不安にさせるのは禁物です。
哺乳ビンむし歯も、おっぱいむし歯とほぼ同じ時期に同じ部位にできます。寝かしつけるために、哺乳ビンにミルクや乳酸菌飲料、スポーツドリンクなどを入れて飲ませてしまうことでむし歯になってしまいます。
寝ているときは唾液の分泌が減少しますので、そのためむし歯菌がここぞとばかりに大活躍します。歯の健康からいえば、一歳を過ぎたら、おっぱい同様、哺乳ビンも終わらせるのが理想ですが、先ほどもお話したとおり、無理にやめさせてはいけません。
勘違いされている人がいると困りますので繰り返しますが、母乳を採乳して、それを入れた哺乳ビンを使用しても同じです。だらだら飲む習慣がいけないのです。
母乳だから安心と思わないでください。母乳にもミルクと同じく、乳糖という糖分が含まれています。
この時期の赤ちゃんのむし歯予防で大切なことは、授乳時間をきちんと守ること。また、哺乳ビンをいつまでも持たせないこと。とくに、就寝前の哺乳ビン使用には注意することです。
おっぱいや、哺乳ビンをなかなかやめられないときは、おっぱいの場合は少しずつ離乳時間を短くしてみたり、哺乳ビンの場合は中身を水やお茶に替えてみてください。
水やお茶がだめなときは、中身を徐々に薄めることをすすめる小児科の先生もいらっしゃいます。
著書:坂本 貴史 「歯と口の悩みを解決する本」より
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顎関節症の主な原因はかみ合わせのズレ
顎関節症は、あごの使い方に左右差があったり、歯ぎしりなどでいつもあごに大きな力がかかっていたり、そのほか横寝やうつ伏せ寝、ほおづえねどの習慣や精神的なストレスがあったりすると、おこるといわれています。
具体的には、下記のような原因が考えられます。
1)親知らずができて、かみ合せがずれた。
2)歯を抜いた後、そのままにしておいたためにかみ合せがずれた。
3)歯並びが悪い。
4)歯をくいしばったり、すり合わせる癖がある。
5)歯がすり減った。
6)義歯を長期にわたって調整しないで使っている。
7)交通事故後、あごのかみ合せがずれた。
8)あごが大きすぎる・小さすぎる。
9)口をとがらせたり、すぼめる癖がある。
10)姿勢が悪い。
11)長時間同じ姿勢を続けている。
12)ストレスが多い。
13)重いものを持ち上げる仕事をしている。
14)硬いものを連続して食べた
15)リウマチ・骨粗しょう症・更年期障害などの病気を抱えている。
ガムをかんでいるとき、右側でかんでいるか、それとも左側でかんでいるか、ちょっと注意してみてください。無意識にかんでいると、たいていどちらか一方にかたよっています。
こうした「右がみ」「左がみ」「片がみ」といったかみ癖には、歯並びが悪かったり、歯を抜いた後の義歯の具合が悪かったり、むし歯や歯周病で痛みのあるところを避けるためであったりなど、さまざまな理由があります。
そして、こうしたかみ癖を長い間続けていると、顔の左右が違ったり、背骨が曲がってきたりします。
けれども、この癖は無意識のうちに行なっているだけに、それを矯正し、一度崩れた左右のバランスを元に戻すのは簡単ではありません。
参考書籍:歯と口の悩みを解消する本
坂本歯科医院院長 坂本 貴史
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顎関節症
慢性の肩こりは顎関節症が原因!?
顎関節症(がくかんせつしょう)は現代病のひとつといわれています。あごの関節の痛み、雑音、肩こり、偏頭痛、めまい、耳鳴りなどのほか、人によって多くの異なった症状が現れます。
大阪大学名誉教授で日本咬合(こうごう)臨床研究所所長の丸山剛郎歯学博士は、多くの臨床経験から、これらの症状を、かみ合せ(咬合)の異常からくる咬合異常関連症候群と名づけ、次のような症状をあげています。
頭痛、鼻炎、肩こり、背中の痛み、四十肩、五十肩、腰痛、目のかすみ、耳鳴り、難聴、手足の冷えやしびれ、杖がないと歩けない、声がかれる、痰がつまる、顔の肌荒れ、腹部膨満感、頻尿、便秘、下痢、心悸亢進(しんきこうしん)、低血圧、高血圧、生理痛、生理不順、昼間眠い、疲れやすい、姿勢が悪い、歩き方がおかしい、杖をつかないところびやすい、慢性の倦怠感、かぜをひきやすい、うつなど。
病院で検査してもらっても原因がはっきりとしない慢性の肩こりや偏頭痛、耳鳴りなどの原因は、もしかしたら、悪いかみ合わせにあるのかもしれません。
念のために、あなたのあごをチェックしてみましょう。
ここがポイント
1)口をあけるのがつらい
2)耳のそばで音がする
2)物をかんだり、あくびのとき痛みを感じる
4)口をあけるとき、真っ直ぐ開かず蛇行する
5)いつも頭痛がする
6)リウマチや痛風にかかっている
7)うつ伏せ寝が多い
8)くいしばりや歯ぎしりがある
9)頭や首に外傷を受けた
いかがでしたでしょうか。1)の口をあけるのがつらい・・ですがふつう、大人が口を開くと、指2本分の幅は無理せずに開きます。あまりあかない場合は顎関節症が考えられます。
とくに、1)〜4)のうち、どれかひとつでも心当たりがありましたら、歯科医に相談をした方がいいでしょう。
参考書籍:歯と口の悩みを解消する本
坂本歯科医院院長 坂本 貴史
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口臭の治療法
患者さん側からすれば、歯科医はすべての口臭の悩みを解決してくれると考えるのが当然です。しかし、具体的にいえば、歯科医が開設している「口臭外来」や「口臭治療」では、一般的な歯科治療で治せる範囲の口臭にしか対応できないのがほとんどです。
大学病院クラスの「口臭外来」でも、つい最近までは次のような状況がほとんどでした。
1)口臭は一日の間に大きく揺らぐので、測定を繰り返し行ない、口臭が実際にあるのかどうかを患者さんとともに確認します。
2)口臭の原因になっている歯周病やむし歯などの治療と予防の指導をします。
3)舌についた厚い苔もまた口臭の温床なので、その除去法についても指導します。
4)その他、歯の根の膿、歯ぐきになじんでいない冠や詰めもの、ブリッジの下の汚れなど、口臭が発生する箇所の適切な処置を行ないます。
およそ以上のような手順で治療が行なわれますが、実際には、60%以上の患者さんは具体的な治療法もないままに、他の科にまわされるか説得されるかだけでした。
けれども最近は、日大歯学部付属病院が、それまでの口腔診断科から心療歯科を独立させるなど、心因性の歯科疾患に対する対応が急ピッチで進んでいるといっていいでしょう。
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唇閉じて 歯はかまない
寒さも和らぎ、やっと春の気配が見え始めたころ、象牙質知覚過敏(ぞうげしつ)と歯の腫れに悩まされた。その影響で肩は痛いし、首はこるわで散々だった。医者の不養生を絵に描いたようで、実に恥ずかしく、しかも情けなかった。お陰で折角の友人との会食も、女房の手料理もちっとも美味(おい)しくなかった。患者さんの苦しみが改めて理解できた次第である。
今の歯科医療は生物学的アプローチが全盛である。つまり歯科における二大疾患であるむし歯と歯周病は、いずれも口の中にいる細菌が関係し、その細菌を駆除、あるいはコントロールできれば、すべて解決すると考えられている。だから、口の中の細菌の固まりであるプラーク(歯垢(しこう))を除去する、プラークコントロールが重要であるとされている。歯磨き、歯間ブラシ、フロスを使用して徹底的に口の中をきれいにしなさいと、私自身もこの欄で幾度となく解説してきた。
もちろん、それは間違いではないし、今でも二大疾患の予防の一番の選択肢である。この生物学的アプローチは、歯科治療が長年行ってきた機械的アプローチへの反省であり、反動でもある。むし歯は削って詰めれば治ると信じられていたし、歯が抜けても正確に削って、精密なブリッジを入れれば、元のように復元すると、歯科医も患者さんも信じていた時代への反動である。
ところが、長年患者さんを拝見していると、どうもプラークコントロールだけでは解決しないいくつかの症状があることに気がついた。プラーク一つないきれいな口なのに、むし歯のように冷たいものや、熱いものにしみる症状を呈していたり、まるで歯周病のように歯がぐらついていたりするのである。
こういう症状を呈する患者さんの多くが、働き盛りのサラリーマンであったり、受験を控えた子供を持つ主婦であったりする。こうなれば、心因性ストレスを含めたストレスの影響が大きいことは、容易に想像できた。ストレスにより知らず知らずに歯を食いしばり、さらには夜間睡眠中の歯軋(ぎし)りへと発展していく。その揚げ句、歯を守る大切なエナメル質が欠けたり、ひびが入ったりして、下部の象牙質に影響を及ぼして知覚過敏を呈する。歯が丈夫だと、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)を壊して、細菌が原因ではない歯周病をおこす。
日本には古くから、歯を食いしばって頑張りますなんて言葉があるが、歯は食事で咀嚼(そしゃく)するとき以外は噛(か)んではいけないのである。爪(つめ)をかじるのも、鉛筆をかじるのももちろんいけない。歯でビンの栓を抜くなんて冗談でもやってはいけない。噛みしめる癖のある人たちに、歯科医の中では知る人ぞ知るおまじないがある。「唇閉じて、歯は噛まない」。心当たりのある方は是非実行して頂きたい。
(東京クリニック丸の内オアゾmc歯科医長)
(2008年3月28日 読売新聞)
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歯ぎしりの力は60〜80kg
不思議なことに、歯ぎしりができるのは眠っているときだけです。起きているときにやろうと思ってもできません。ものを食べるときでさえ、お煎餅で10kgの力しか使っていないのに、歯ぎしりをするときには、60〜80kgの力を使っています。
これはものすごい力です。毎晩これをやっていれば、歯はやがてグラグラし始め、すり減ってしまうのは当然です。これに、口呼吸が加われば、歯周病はもう目の前です。
私たちはストレスがたまってくると、抵抗力が落ちて、やる気も食欲もなくなってしまいます。こんなとき、普段はなんでもないのに、ちょっと無理をしただけでかぜをひいたりします。
むし歯も歯周病も細菌感染による病気ですから、抵抗力が落ちていれば、それだけかかりやすくなります。さらに、ストレスを我慢するために歯を食いしばったりするので、ますます歯に負担がかかります。
そこへ追い討ちをかけるのが唾液の分泌です。ストレスで体調が思わしくないときは、唾液の量も少ないし、サラサラしていません。つまり、歯をきれいにすることも再石灰化も思うように行なえません。
ストレスは、肩こりや頭痛、腹痛、腰痛、食欲不振、不眠だけでなく歯にも大きな影響を及ぼしているのです。
参考:「歯と口の悩みを解決する本」
著書 坂本歯科医院院長 坂本 貴史
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脅迫型勧告「フロスか死か」
以前、この欄で紹介した「ハミガキ王子」、おかげさまで多くの方からお褒めの言葉を頂いた。光栄なことに「あれ以来、10分間の『ながら磨き』を励行しています」などと言って下さる方もいた。こうなれば、さらに歯と口の健康情報を、分かりやすく提供しなくてはと考えている。
さて、私たちハミガキ王子のライバル?である「ハンカチ王子」と「ハニカミ王子」はともに、もはや王子の愛称さえ捨てて、それぞれの分野で着実に階段を一歩上がり、ますます存在感を増している。「さすが王子たちよ!」と賛辞を送るものの、う〜ん、こうなればわがハミガキ王子も、さらにグレードアップを図る必要がある。
「なに、10分間歯を磨いても、まだ足りないのか?」とうんざりする方も多いと思うが、少しだけ説明をさせて頂きたい。
むし歯と歯周病、これはどちらも口の中にいる細菌の固まり(プラーク)が関係している。だから、予防するにはこのプラークを徹底的に取り除くことが大切と、10分間の「ながら磨き」をお薦めした。しかし、歯がきれいに並び、さらに歯茎が歯と歯の間をピッチリと埋めている20歳代前半では完璧なのだが、歯の隙間が目立ち始める30歳にでもなれば、そろそろ別の工夫も必要になってくる。
それが、糸楊枝とも呼ばれているデンタルフロス、爪楊枝の先に毛が生えたような歯間ブラシなど、歯の間の清掃用具の使用である。
つまり、歯と歯の間の接触がゆるんだり、隙間が出来たりすると、食物のカスが入り込み、普通の歯ブラシだけでは取りきれない。アメリカでは「フロスか死か」などという大げさなキャッチフレーズで、国民にデンタルフロスの使用を促している。フロスを使わないと歯と歯の間の細菌が取りきれないで、歯周病になり、心臓疾患や肺の病気にもつながりますよという、私は好きではないのだが、いわば脅かし型の勧告である。
現代のシンデレラ物語として話題となった90年代の映画「プリティ・ウーマン」、その中で、ジュリア・ロバーツ扮する主人公が食後にフロスを使用するシーンがあった。アメリカではこれほどフロスが普及しているのだ、と感心したのを覚えている。
歯間ブラシとフロスの効果は、いろいろなところで報告されているが、間違いなくプラークがよく取れる。フロスは歯と歯が接触している部分、歯間ブラシはその名の通り、歯と歯の間のプラークを取るのに適しているようだ。両方使用するのが一番いいが、どちらか片方でも使う習慣を付けるとよいだろう。
(東京クリニック丸の内オアゾmc歯科医長)
(2008年1月25日 読売新聞)
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舌も清掃して息さわやか
「阿吽(あうん)の呼吸」という言葉がある。まあ正式な語源はともかくとして、もの言わずともお互い自然と相手の心がわかることと理解されている。
私たちの年代は相手の気持ちを察知するというのは美徳であり、人間関係を円滑に保つための大切な芸の一つとされていた。
「男は黙って……」とか、「俺(おれ)の背中を見ろ……」なんていう言葉も自然と通用した時代である。
ところが、昨今、こんな話はほとんど通じない。「ちゃんと言ってくれなきゃ分からないじゃないですか」などと言われてしまう。多民族からなる欧米先進国では、はっきりと意思を伝えないと分かってもらえないし、自分の意見をはっきりと言えない人は、価値のない人のようにとらえられる。「阿吽の呼吸」なんぞ望むべくもない。
対話が必要となれば、相手に好印象を与える努力も大切だ。口臭など振りまいていては、話にもならない。たばこの吸いすぎによるヤニ臭さ、二日酔いのアルコール臭、餃子(ぎょうざ)食べ過ぎのニンニク臭などは論外だが、エチケットの一つとしてさわやかな息を保ちたい。
口臭の原因は、特別な内臓疾患の場合を除けば、多くは食べ物のカスと、それらに群がる細菌の仕業と考えた方がよい。つまり、口の中を丁寧に清掃しない、あるいは出来ない結果として起こる。食べ物の残りカスに群がる細菌たちは、むし歯にも、歯周病にも、さらには口臭の原因にもなっている。
そうなればやはり歯磨きが大切なのだが、もう一つ、舌苔(ぜつたい)と呼ばれる、舌の表面に無数にある溝に付く、白色の汚れを取り除かなくてはならない。その中身はむし歯や歯周病の原因となるプラーク(細菌の固まり)と同じなので、歯の周りだけを掃除しても口臭は治まらない。
一生懸命歯磨きに励んでいるのに、口臭がなくならないと言う人は舌の上を掃除することをお薦めする。幸い、舌ブラシとか、舌クリーナーとか呼ばれるものが市販されているので、試してみるのもよいだろう。
また、最近では口臭に対する検査機器も発達して、かなりの精度で原因が判別できる。ひとりで悩んでいないで歯科医院を訪れて調べてもらうのがよい。大学病院でも、「息さわやか外来」とか、「ブレスケア」とかきれいなネーミングがされ、気軽に行けるようになっている。
ちなみに口臭予防サプリメントなるものが数多く市販されているが、歯科医から言わせれば、こういうものに頼るより歯科医院における清掃と、日常の手入れの方がズーッと大切である。もっと効果的なのは恋人ができるか、木村拓哉君なんかに、「歯がきれいな子って、いいよね」なんていって頂くことなのですが……。
(東京クリニック丸の内オアゾmc歯科医長)
2007年12月14日 読売新聞
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「歯磨き」のはじめ方
むし歯防止 親子で楽しく
クリスマスにお正月、バレンタインデーと、冬は子どもたちにとって、甘いものを食べる機会が続きます。歯磨きは、家庭でいつごろから、どのように始めたらいいのでしょう。専門家に話を聞きました。(斎藤智子)
「むし歯はミュータンス菌などの細菌と糖分が歯について一定時間たつとできる」と言うのは日本小児歯科学会学術委員長の山崎要一・鹿児島大教授だ。
歯の表面の白いねばねばしたもの、それがプラーク(歯垢(しこう))「いわばむし歯菌のウンチ。この中で菌は糖を食べ酸を出す。口の中の酸の度合いが一定水準を越えると歯のカルシウムが溶け出してむし歯になる」
防ぐには、プラークを取り除く歯磨きに規則正しく食べるなどの食生活の管理だ。実は、生まれたての赤ちゃんの口の中にむし歯はいない。「保護者らとの接触の過程でうつる。感染力は弱いけれど、むし歯は感染症なんですよ」と山崎さん。親の口腔管理も不可欠だ。
では、いつから歯磨きをするのか。小児歯科で歯磨き指導や定期健診を約30年前から続けている井上美津子・昭和大学歯学部教授は「自分で歯ブラシを動かしてきちんと磨けるようになるのは、箸が扱えるようになる4、5歳を過ぎてから。それまでは大人の仕上げ磨きが不可欠です」と言う。
生後6〜8ヵ月で下の前歯が生えたら、指にガーゼをまいて歯の表裏をふいてあげよう。「口の中を触られるのに慣らすためもあります。」
上の前歯が生えるころからは歯ブラシを使おう。最初は口の中に入れることに慣らしていく。慣れたら大人が床に座り、子どもの頭が大人の腹につくように寝かせると仕上げ磨きしやすい。ブラシの小さい仕上げ用歯ブラシを鉛筆握りし、ブラシを歯の表面に直角にあてるようにして軽く左右に動かしてみがく。
この時、上唇中央の裏にある筋に当たると、痛くて歯磨き嫌いになりやすい。左手人さし指で筋をカバーし、ブラシが当たらないようにしよう。唾液には自浄力があるが寝ると分泌が少なくなるため「寝ながら授乳は、むし歯のリスクが増す」とも。
「リラックスして大人が歯磨きタイムを楽しむこと。寝る前がベストですが、最初は子どもの機嫌がいい時間帯ならいつでも」と井上さん。
子ども用の歯ブラシは、ブラシの大きさが子どもの歯1本半ぐらいが目安だ。歯磨き粉は特に必要ない。小さいうちは、くわえて転ぶと歯ブラシが刺さる事故もあるため必ず大人のいる前で磨かせ、1日1度はそのあとに仕上げ磨きをしよう。
また、6歳ごろに一番奥に生えてくる第1大臼歯は、生涯使う永久歯だ。生えたては、むし歯になりやすい上、生えかけの時は手前の乳臼歯と段差があるため汚れがたまりやすい。「就学後も仕上げ磨きを」と井上さん。
歯垢が赤く染まる液をつけ、子ども自身にチェックさせるのも「達成感があってわかりやすい健康教育」と勧める。
「穴の開く前の初期段階なら、むし歯は治る」と言うのは「草の根歯科研究会」を主宰する杉並保健所の歯科医、岡田弥生さんだ。口の中の酸度が減ると歯は唾液の働きなどで自然に再石灰化する。歯磨きと食生活の管理で再石灰化の頻度を増すことができるという。
「早期発見には定期健診が不可欠。むし歯が見つかったら歯医者で削ればいいという保護者の意識から変えたい」と話す。
磨き方などの相談は日本小児歯科学会のホームページ
(http://www.jspd.or.jp/)で近くの小児歯科専門医へ。
■むし歯にならないようにするには
・下の前歯が生えたらガーゼでふき
・1日1度は丁寧に大人が仕上げ磨きしよう
・寝ながら授乳はむし歯のリスク
・歯磨きタイムを親子で楽しもう
・「だらだら食い」はむし歯環境
・自分で磨けるようになるのは4、5歳から
朝日新聞 2007年12月8日
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【快適生活学】いい歯の日 口内環境を見直して
11月8日は「いい歯の日」です。「11(いい)・8(歯)」の語呂あわせで、平成5年に日本歯科医師会によって制定されました。年齢を重ねても、自分の歯で毎日おいしく食事をいただくには、何よりも日常からのケアが大切です。この日を機会に、お口のなかの健康について考えてみましょう。
花王では、半年に一度、首都圏に住む12歳から60代の女性640人にオーラルケアに関するアンケート調査を行っています。それによると、歯磨き回数は10年ほど前と比べて多くなり、また、磨く時間も長くなっています。
洗口液の使用率も、平成15年の26・2%と比べて今年6月には35・7%に増加。全体的に口腔(こうくう)ケアに力を入れる人が増えていることを反映し、虫歯に関する悩みは減っていました。
ところが、歯石や口臭、歯の白さなどの悩みを持つ人は逆に増加しています。特に「起床時などに口の中がネバネバする」と答える人は、96年の4・7%から今年6月には14・8%に上っていました。
理由のひとつとして考えられるのは、「唾液(だえき)分泌量の減少」です。唾液は30歳男子で1日に1リットルから1・5リットルも分泌されているといわれ、口の中の細菌を洗い流す作用や、虫歯を防ぐ再石灰化作用を担っています。ところが、ストレスや過労、加齢により唾液の量が減ると、口の中の菌が繁殖しやすく、ネバネバの原因となるのです。
また、1日のうち細菌が最も繁殖しやすいのが唾液が分泌されない睡眠中。きちんと磨いているつもりでも9割の人に磨き残しがあるといわれていますから、寝る前に清浄効果の高い歯磨きや洗口液を使って、夜間の細菌の繁殖を抑えましょう。
(花王 生活者研究センター)
産経新聞 2007年10月29日
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おしゃぶり代わりに野菜!
最近、野菜ソムリエなんて資格も現れ、健康志向の日本では野菜ブームのようである。肉好きは野蛮人みたいな扱いで、肩身が狭い。日本より先にというか、ずっと昔から野菜を大切にしていたのは、フランスである。
パリにいた頃(ころ)の野菜話。乳母車の幼児の手にセロリが握られているのをはじめて見た時は、何かの見間違いかと振り返った。でも人参(にんじん)をにぎっている子もいて、どうやら野菜がフランスの赤ん坊や幼児のおしゃぶり代わりと、気づいた。
野菜スティックは、バーかスナックでの酒のつまみのイメージが強く、また、日本での散歩の幼児は、専用のビスケットなどをあてがわれているせいか、私には意外に思えた。
お菓子を安易に与えず、歯によし、適度な硬さがあごの発達によし、そしてそうやって、本来の野菜の旨味(うまみ)をインプットされた赤ん坊は、今頃、立派な大人である。三つ星レストランのシェフ?それとも、味にうるさいお客になっただろうか。
そういえば、学生時代の歯周病の講義。教授が自分の息子にはおしゃぶり代わりに、セロリを与えていると言っていたのを思い出した。セロリに含まれる繊維がちょうど歯ブラシ代わりになっていたのかもしれない。
江戸時代には房楊枝(ようじ)といって柳の枝の先を砕いて、ブラシのようにして歯を磨いていたし、古くはお釈迦(しゃか)さまが弟子達に広めたとされる「歯木(しぼく)」の話もある。古代インドでニームという木の枝の先をくしゃくしゃにして繊維を出し、祈りの前の清めに口をすすぐと言う習慣に使われていた、あの歯木である。
おじさん達の食後のおしゃぶりとして、若い女性から忌み嫌われる爪(つま)楊枝。「シーハーシーハー」という音とともに下品の代表格のように言われる。しかし、爪楊枝は別に日本の専売特許でもなく、世界中どこにでもある。ほとんどが、断面形態が三角形で、食後の歯と歯の間の清掃用具としては、極めて機能的で優れたものである。まっ、たしなみとして人前でやるのも如何と思うし、もちろん、くわえながら街路を闊歩(かっぽ)することは紳士的ではない。
野菜スティックおしゃぶりのもうひとつの効能としては、砂糖などがほとんど含まれていないからむし歯になり難い。子供の頃に甘いものを多く摂取して育つと、大きくなってから、生半可な甘さでは満足せずに次々と甘いものを欲しがる、と言う弊害もない。前述の教授の息子、大きくなっても、セロリのうまい、まずいの嗅(か)ぎ分けには才能を発揮したそうだ。そう考えると、セロリをおしゃぶり代わりに与えるのは、実に理にかなったものかもしれない。
お子さん、お孫さんに野菜スティックをおやつ代わりにあげたらいかがでしょうか。
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/karadaessay/20070928-OYT8T00164.htm
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「ハミガキ王子」三つの極意
昨夏の甲子園で優勝し、今春、早稲田大学に移ってからは、陰り気味だった大学野球の人気を一気に回復させてしまった「ハンカチ王子」。今年の男子プロゴルフツアーを15歳で制し、さわやかさで売った「ハニカミ王子」、とかく世間はヒーローを待ち望んでいるようだ。
そうであるならば私たちも負けてはいられない。息さわやかな、多くの「ハミガキ王子」を作り出さなくては。
ただ、ハミガキ王子になるにはいささか工夫がいる。厚生労働省が行った歯科疾患実態調査(2005年)によれば、1日2回以上磨く人が既に70%を超えていることが報告されている。しかし、歯磨きにどれくらい時間をかけているかについては触れられていない。私が患者さんに聞いたところでは1〜2分、長くて3分である。
歯は28本、歯と歯茎の境目、隣の歯との間に隠れた細菌の固まり(プラークと呼ぶ)をすべて除去しようとすると、残念ながら2〜3分では十分ではない、少なくとも10分は必要だと私は考えている。しかし、10分というのはいかにも長いので、それを克服するための私の極意を特別に伝えよう。
【極意その1】まずは歯ブラシには何もつけない。つけないでブラシだけで掃除をするのである。歯磨き剤をつければすぐに泡だらけになり、うがいをしたくなる。うがいをすれば歯磨きが終わりで、これだと3分持てば良い方である。
【極意その2】歯磨きを洗面所で行わない。大体、洗面所というのは、普通の住居ではあまり恵まれた場所にあるとは言えない。昔ほど悪くないとは言うものの、冷暖房が完備して、南向きの明るい、快適な空間というのは少ない。でも、歯磨き剤をつけなければ、泡だらけにならないのだから、歯磨きを洗面所で行う必要がない。そこで、自分の好きな、快適な空間でするのがよい。ある人は居間で、ある人はバスルームで、そして好きならばトイレでなんてことも可能である。
【極意その3】それでも歯磨きだけで10分は、さすがに私でも疲れてしまう。そこで「ながら磨き」である。つまり、退屈な歯磨きタイムを紛らわせるために、テレビを見ながら、好きな音楽を聴きながら、あるいは明日の仕事の資料に目を通しながら、歯磨きを行うのである。まあ、10分もやっていれば、舌で触ってもほとんどヌルヌル感覚はなくなる。
そこで、やおら立ち上がって洗面所に行き、いつも通り歯磨き剤を歯ブラシに乗せて、1〜2分、歯磨き剤の有効成分が歯に行き渡るようにすればよい。
さあ、これであなたも「ハミガキ王子」。明日からは、もう口が臭いだの、おじん臭いなどと言わせない。人前で堂々と振る舞うことも可能です。
読売新聞 2007年8月31日 朝刊
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健康管理に口内ケアを
中越沖地震 長引く避難所生活
新潟県中越沖地震は発生から2週間以上が経過し、慣れない避難所生活の長期化で体調を崩す高齢者も少なくない。元長岡歯科医師会会長で歯学博士の沢秀一郎さん(62)は、避難所生活での体調管理で、見落としがちな口腔(こうくう)ケアの重要性を訴えている。
沢さんは「注意が必要なのは、飲食物や唾液(だえき)に含まれている細菌が誤って気管から肺に入って起きる誤嚥(ごえん)性の肺炎」と指摘する。
誤嚥性の肺炎は口の中が汚れていたり、過度のストレスで体が弱っていたりすると、気管と食道を分ける弁の機能が落ち、食べ物が気管に入りやすいという。お年寄りに多く、阪神大震災では数百人が亡くなったとされる。
効果的な対策としては「歯磨きで、口の中を清潔に保つことに尽きる」と強調。「歯磨き粉を付けずに、水だけをつけて歯茎をこまめに磨くのが効果的。歯茎を刺激することで毛細血管が活性化し、弁の働きがよくなり、風邪の予防にもなる」と説明する。
阪神大震災を教訓に3年前の中越地震時には、歯科医師会で対策本部を立ち上げ、歯ブラシを配布しながら避難所を巡回した。当初は「歯なんか磨かなくても」と耳を傾ける人は少なかったが、「歯茎を磨くと元気になる。食べ物もおいしくなる」と粘り強く訴え、実践が根付いた避難所では発症者はなかったという。
沢さんは避難所生活について、歯磨きと同様に水の十分な摂取、栄養バランスのとれた食事の重要性も訴えており、「高齢者や子供のいる人は気を付けてあげてほしい」と話している。
産経新聞 2007年8月1日(水曜日)
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母のガムが子の虫歯予防 岡山大が実験、菌減少
母親が妊娠中からキシリトール入りガムをかむと、子どもへの虫歯菌感染が減少するとの実験結果を岡山大大学院の仲井雪絵助教(小児歯科)が13日までにまとめた。
約50人の女性に妊娠6カ月から出産後9カ月まで1日平均3個のガムをかんでもらった。すると、口の中で虫歯の原因となるミュータンス菌が、女性自身で減少。1歳半の時点で菌に感染した子どもは、ガムをかまなかった場合の半分になるなどの効果があった。
仲井助教は「子どもが菌に感染するのは、母親が食べ物をかみ与えたり、はしを共有したりするのが原因。歯が生えてくる生後6カ月ごろまでに母親の持つ菌を減らすことが大事だ」と指摘。キシリトール入りガムは比較的簡単に感染を防ぐ方法だとしている。
Sankeiweb 2007/06/13
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070613/wdi070613001.htm
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着色汚れは入念に歯磨き
歯の黄ばみ・口臭対策
毎日きちんと歯磨きをしているのに、歯の黄ばみや口臭が気になるという人は少なくないだろう。クラジ歯科医院(東京・大田)院長の倉治ななえさんに、黄ばみや口臭対策として気をつけておきたいポイントを聞いた。
黄ばみの主な原因は食べ物に含まれる着色成分だ。コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレー、ブドウなどが歯の着色汚れ(ステイン)となりやすい。ステインは時間がたつと、歯の内部のエナメル質までしみこんでいくので、これらの食品を食べた後は、いつもより念入りに歯を磨いてステインを落とすことが大切だ。
外出先などで食後に歯磨きができない場合は、食事の最後に漬物やサラダなどの繊維質の豊富な食べ物をとるようにしよう。繊維をしっかりかむことで、唾液(だえき)がたくさん出るので、ある程度口の中をきれいにする効果が期待できる
すでについてしまった黄ばみ対策としては、ステイン除去効果のある歯磨き粉などを使えばある程度の効果が期待できる。ただし、エナメル質の中までしみこんだ色を落とそうと思ったら、歯科医院で行なっている「ホワイトニング」などの処置が必要になる。
口臭の原因は歯と歯の間などにたまった「歯垢(しこう)」や舌についた汚れ「舌苔(ぜったい)」であることが多い。口臭が気になるなら、まずは丁寧に歯を磨いて歯垢を完全に取り除こう。それでもにおいがある場合は、舌専用のブラシなどで舌の奥のほうを優しくなでるようにして舌苔を取り除くとよい。
口臭は唾液の量とも関係がある。仕事などで緊張やストレスがあると、唾液の分泌が減り、口臭が強くなりがちだ。そんなときは十分に水分を取り、キシリトール入りのガムをかむと効果的だ。(リアルシンプルジャパン編集部)
日本経済新聞 2007年6月7日
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どう選ぶの?子どもの歯ブラシ
歯ブラシには、子どもが使いやすい形をしているものと、大人が仕上げ磨きをしやすい形のものがあります。2種類の歯ブラシを用意するとよいでしょう。
■子どもが使う歯ブラシ
上下の前歯が生えてきたら用意しましょう。柄は太めで短く、子どもが握りやすいものがよいでしょう。柄が子どもの手より長いものは磨きにくく、けがの原因にもなります。
■仕上げ用歯ブラシ
前歯が上下4本ずつ生えそろったら用意しましょう。柄は、大人が持ちやすい細長いものを。ナイロン毛で子どもの上の前歯2本分ほどの大きさのものがよいでしょう。毛足は短く平らなものが小さい歯の上で安定します。
■交換時期
毛先の開いた歯ブラシは、歯肉を傷つけることがあります。汚れ落ちも悪くなるのでこまめに交換しましょう。1か月に1本程度が目安です。仕上げ用の歯ブラシは、永久歯が生えてくるまで同じもので大丈夫です。
■楽しく歯磨きを乳児期は安定した場所に座らせ、幼児期は持ったまま歩き回らないようにしましょう。まず、大人が気持ちよく磨いている姿を見せ、子どもが上手にできたら褒め、楽しく歯磨きをしましょう。
広報ひらつか 第837 平成19年4月15日
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歯磨きの習慣を身につけて歯周病を予防する
歯周病は深く静かに進行する
歯周病は、よほど悪くならない限り痛みや違和感などの危険信号をほとんど出さないことから“サイレントアーミー(沈黙の軍団)”といわれ、気づいたときには取り返しのつかない状態に陥っているケースが多々あります。
歯周病は、歯を支えている歯周組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨など)が、口の中にすみ着いている細菌の感染によって炎症を起こしたり、破壊される感染症(図1)です。
歯周病の原因は、歯周病菌とその分泌物でできたプラーク(歯垢)です。歯垢(こう)には歯周病の原因菌となる細菌(歯周病菌)が大量にいて(1mgに10億)、食べ物のカスや唾液に含まれるタンパク質をエサにしてどんどん繁殖します。
この歯垢が歯と歯肉の境目に付着すると、歯周病菌は毒素を出して歯肉に炎症を起こします。これが歯肉炎で、歯肉が赤く腫(は)れたり、歯を磨くと歯肉から出血するようになります。
歯肉炎が進むと、歯と歯肉の間にすき間(歯周ポケット)ができ、歯垢や歯石(歯垢が石のように硬くなった状態)がたまりやすくなり、やがて歯肉の内部にある歯根膜や歯槽骨まで破壊されてしまう歯周炎に進行します。
この状態を放置すると、歯肉が化膿(のう)して血や膿(うみ)が出ると同時に、歯槽骨がさらに破壊されて歯を支えきれなくなり、ついには歯が抜けてしまいます。
1. 歯に付着した歯垢や歯石によって歯肉に炎症が起きる。なんらかの刺激で歯肉から出血しやすくなる
2. 歯と歯肉の境目にすき間(歯周ポケット)ができて歯垢や歯石がたまり、歯根膜や歯槽骨が破壊される
3. 歯肉が化膿し血や膿が出て、歯がグラグラしたり、口臭がするようになる
4. 歯槽骨の破壊が進み、ついには歯が抜けてしまう
NIKKEI NET http://health.nikkei.co.jp/mini/i010601_03.cfm
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歯並びは遺伝する?
親子で顔が似るように、あごの形も似ることがあります。しかし、子どもの歯並びやかみ合わせに影響を与えるのは遺伝的なことだけが要因ではありません。健康な歯並びへ導くには、次のようなことに気をつけてください。
・指しゃぶりやおしゃぶり
吸う力や使用時間により差がありますが、寝る前だけなどの短時間であれば、一般的に三、四歳くらいまでにやめれば影響はないといわれています。日ごろからおしゃぶりを使う時間を短くし、眠ったらはずすなどしましょう。
・むし歯
歯の形がなくなるほどのむし歯になってしまうと、支えを失った隣の歯が傾いてしまい、永久歯の生えるスペースがなくなってしまいます。乳歯は永久歯が正しい位置に生えるための道しるべです。「乳歯は生えかわるから・・・」などと安易に考えず早期に治療しておきましょう。
・食べ物をかまない
今の時代は昔に比べ柔らかい食べ物が増え、かむ回数が減っています。食べ物をよくかむことであごの成長が促されます。家族で楽しく食卓を囲み、ゆっくりよくかんで食べるよう心がけましょう。
輸血は「しゅけつ」か?(慣用の例)
歯並びは成長とともに変化していくものです。定期的に検診を受け、歯科医と相談していきましょう。
広報ひらつか 第833号(平成19年2月15日発行)
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漢字の読みについての話
わかりにくい漢字の読み
一昨年の初め、日本歯科医師会で会員から、「歯科では「口腔」をなぜ「こうくう」というのですか、NHKでも「こうこう」といっています」という質問が出た。
またつい最近、歯科衛生士さんから、
「「歯齦」を「しぎん」というのは間違いで「しこん」と発音するのが正しいのではないでしょうか」と聞かれた。
このように漢字の読み方や発音の選び方は複雑でたいへん難しいものである。
このように漢字の読み方や発音の選び方は複雑でたいへん難しいものである。
中国の文字が日本に入ってきて以来、日本語と中国語の発音体系が異なっているため、中国語の発音をそのまま日本語の発音として用いることは、非常な困難があった。
日本の漢和辞典類では、音を呉音(ごおん)、漢音(かんおん)、唐音(とうおん)、古音(こおん)の四種類に分けて記載している。ただし、中心的に使われているのは呉音と漢音である。呉音というのは、五、六世紀の中国南方、呉(ご)地方の音が朝鮮の百済人(くだらじん)を介して日本に入ってきたものである。
漢音は、隋、唐時代に中国に留学した日本人や、その時代に渡来(とらい)した中国人によって伝えられた中国の洛陽(らくよう)、長安(ちょうあん)地域の音であるといわれている。
奈良時代には、これらの音の使用が対立して、延暦(えんりゃく)一二年(七九三)に漢音は呉音に対して正音であるという勅令(ちょくれい)が出るなど、統一の動きがあった。しかし、すでに日本語の中に溶け込んでいる呉音を廃止するには至らず、そのまま併用されるようになったという経過もある。
承平(しょうへい)四年(九三四)源順(みなもとしたがう)撰「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」が編纂され、漢語に対して万葉仮名の訳をつけた「和音(わおん)」ができた。さて、唐音は、宋音(そうおん)、唐宋音とも呼ばれ、平安時代から鎌倉、室町期に宋から帰国した禅僧らが日本に伝えたといわれている。
これらの音のほかに、漢字本来の音には関係なく、長い間、日本独自に慣れ用いてきた音があるために、いっそう漢字の発音を複雑にしている。それらは、漢字の発音から逸脱した音でありながら、習慣上、認められるようになった字音を「慣用音」といっている。
輸血は「しゅけつ」か?(慣用の例)
輸血は「輸」は、呉音「す」、漢音「しゅ」なので、したがって、輸血は「すけつ」か「しゅけつ」となるべきなのに、音符部(おんぷぶ)の「兪」は呉音、漢音ともに「ゆ」なので、これから「ゆけつ」と読む慣用音が使われている。
消耗(しょうもう)、咬耗(こうもう)の「耗」は、呉音、漢音ともに「こう」「かう」で、「しょうこう」「こうこう」というべきなのに、音符部の「毛」は、呉音、漢音ともに「もう」であるために、「しょうもう」「こうもう」という慣用音になったのである。
さて、口腔の「腔」は、呉音、漢音ともに、「こう、かう」で、また、音符部の「空」も「こう」「かう」であるが、「空」一字の慣用音が「くう」なので、「腔」も「くう」と慣用している。同様に医学では、鼻腔(びこう)を「びくう」、腹腔(ふくこう)を「ふくくう」と発音している。
齦は、呉音、漢音とも「こん」、漢音には「ぎん」の音もあるが、銀行の「銀」を呉音で「こん」とは読まず、漢音の「ぎん」を用いて「ぎんこう」とするように、齦を「ぎん」と慣用されている。
口は、呉音で「く」、漢音で「こう」で、異口同音のときは「いこうどうおん」とせず、「いくどうおん」と呉音で発音する慣わしがある。歯肉は、「しにく」と読む人もあるが、わが国では「しにく」は「屍肉(しにく)」に通じるので縁起が悪いということから、「はにく」、あるいは「はじし」というのが慣わしになっている。
歯の風俗誌「長谷川正康 著」
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サラサラ唾液がお口を守る
歯は食事や会話など、毎日の生活の中で大切な働きをしています。歯を守るには毎日の歯みがきはもちろん、歯科医院で定期的に検診を受けることなども大切です。
唾液の働き口の中でサラサラと流れている唾液には歯を保護し、口腔内を病気から守る重要な働きがあります。「再石灰化」といって歯質を強くしてむし歯を防ぐ作用や、歯についた汚れを洗い流す清掃作用がそれです。
唾液が歯の表面や粘膜を常に潤していれば、むし歯などの病気を防ぐことができます。ところが、最近は唾液の分泌が少なく、口の中がネバネバしている子供が多くいます。
唾液が少なくなってきている
唾液は、食事を噛み脳に刺激が伝わることで分泌されます。ファーストフードやゼリー飲料など、噛まなくても簡単に飲み込める食事が増え、噛む回数が減ったことから、唾液の量が減ってきているようです。
サラサラ唾液を保つには
しっかりよく噛んでで食事をとることや、会話や歌で口唇や頬、舌をたくさん動かすことで唾液の分泌を促し、サラサラ唾液を保つことができます。
このような習慣を小さいころから続けることが、将来の健康につながります。健口(けんこう)生活を目指していきましょう。
平塚広報 第829号
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親から子へうつる虫歯
キスや口移しで
虫歯は、口の中の細菌(虫歯菌)が糖を酸に変え、その酸で歯が溶けた状態をいう。「甘い物を食べ過ぎると、虫歯になる」といわれるのはこのためだ。ズキズキ痛むときは神経まで進んでいるケースが多い。
赤ちゃんは口内が無菌の状態で生まれてくるが、乳歯が生えそろう2歳ごろから、虫歯になる子が増えてくる。
東京予防歯科研究会のメンバーで、「日吉歯科医院」(東京)院長の日吉賢次さんは「小さい子の場合、親から虫歯菌がうつるケースは少なくない」と指摘する。母親に虫歯菌が多いほど、子供も多いという研究結果もあるという。
「キスをしたり、ごはんを噛んで軟らかくして口移ししたり、おはしやスプーンを共有したりすると、菌が感染する恐れがあります」
だが、そういった行為を全くやめるという短絡的な結論を出してはいけないという。「子育てでスキンシップはとても大切。それよりも、まず親が自分の歯をケアーすべきです。」
触れ合う前、まず自分のケア
歯が悪い親は、口内に虫歯菌がいっぱいあるケースが多い。「夫婦は、子供をつくる決意をしたら、歯医者に行って治療すべきです。お口のケアも、親になる準備の一つ」と日吉さん。
妊娠後でも「安定期の4〜6ヵ月なら、つわりなどなく、口を開けて治療を受けるのは辛くない」。だがおなかに子供がいると、歯を抜くために麻酔をうつことや、レントゲン撮影に抵抗を感じる女性は少なくない。そのため、「妊娠前に治療しておいたほうがいいでしょう」(日吉さん)。
また、虫歯がない親でも予防に気をつかうことが大切だ。「歯質を強くして虫歯になりにくくする、フッ素入りの歯磨粉などは効果があります」。さらに半年に1回、歯医者に行って歯をチェックすることを週間づけてほしいという。
哺乳瓶にも注意
親からの感染以外にも、気をつけなければならないことがある。歯がはえ始めた後は例えば、ぐずる子供を寝かせつけるために、自分の乳首や哺乳瓶を口に含ませることは避けた方がいいという。
「ミルクの糖分を吸いながら眠りについてしまうと、虫歯菌がいる場合は糖を分解し、口内が酸でいっぱいになります。起きているときはアルカリ性の唾液が酸を中和するのですが、睡眠中はほとんど唾液が分泌されないので酸は中和されず、虫歯の原因となります」
また幼児に歯磨きの練習をさせるときは、幼児は歯ブラシを噛んでいるだけということが少なくないので、親が仕上げをすることが必要だ。しっかり歯ブラシできるようになっても、10歳ごろまでは、ちゃんと磨けているか、歯垢の染め出し剤でチェックしたほうがいいという。
「早いうちに、歯磨きのいい習慣が身に付くよう、子供をしつけることが大切です」日吉さんは話している。
産経新聞2006年12月3日
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歯周病のリスク、喫煙で増加 6千人調査
たばこを吸う人は吸わない人に比べて歯周病にかかっている人が多く、失った歯の本数も多いことが6000人分のデータを分析した厚生労働省研究班の調査で分かった。喫煙が歯の健康に影響することはこれまでも指摘されてきたが、国内の大規模な実態調査で裏付けられたことになる。25日から富山市で始まる日本公衆衛生学会で発表する。
担当したのは福岡歯科大の埴岡(はにおか)隆教授(口腔(こうくう)保健学)ら。99年に国が実施した歯科疾患実態調査と、喫煙習慣も尋ねる国民栄養調査でともに調査対象となった全国6805人分のデータを結びつけて分析した。
成人の歯32本のうち、残っている歯の平均本数は、20〜39歳の男性では非喫煙者が27.4本だったのに対し、喫煙者は27.1本。60歳以上の男性は18.5本に対し14.1本。性別、年齢を問わず、喫煙者のほうが少なかった。
歯を1本以上失っている人の割合は20〜39歳男性で非喫煙者22%、喫煙者39%。同女性でそれぞれ29%、43%。歯磨きの頻度、肥満、飲酒状況、ビタミン摂取量などほかの要素を差し引いても、歯を失う危険度は、喫煙者は非喫煙者より男性で2.2倍、女性で1.7倍に及んだ。
40歳以上で歯が19本以下の人も同様で、喫煙本数が多く、喫煙年数が長い人ほど歯が少ない傾向もみられた。40歳以上で歯周病がある人の割合も、喫煙者は1.4倍だった14歳以下の子どもへの影響も調べた。喫煙者のいる家庭では、いない家庭に比べて未処置の虫歯がある割合が1.3倍だった。
喫煙は歯と骨をくっつけている歯根膜の細胞を傷めるほか、唾液(だえき)の分泌を減らし、虫歯の原因菌への抵抗力も弱めるという。
埴岡さんは「毎日口で吸っているのだから影響が出るのは当たり前なのに、気付いていない人が多い。口の中を注意して見てみてほしい」と話している。
朝日新聞 2006年10月23日
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噛む話
食養をやっているが体調が良くならないという人がいます。いろいろ原因はあるでしょうがその一つに噛むことが出来てない場合があります。噛むことは何故必要なのか見てみましょう。
噛むことには
1.暴飲暴食を防ぐ
2.内臓の働きを助ける
3.ガンを予防する
4.大脳の働きを活発にする
5.精神が安定する
6.良い歯を作る等の驚くほどの効能があります。
1.暴飲暴食を防ぐ
食べ過ぎは、必要以上の栄養を体に入れるわけですから、血液は汚れ、余分なものが病気をつくります。この食べ過ぎを防ぐために。は、よく噛むこと。噛むと咀嚼筋を使うので自然と満腹感が湧いてきて暴飲暴食が少なくなるのです
2.内臓の働きを助ける
よく噛むと、耳下腺、舌下腺、顎下腺から三種類の消化酵素が出ます。唾液の中には、パロチンというホルモンあり、細胞に活力をつけ内臓の働きを助けます。これは若返りホルモンとも言われています。アルカリ性で血液を浄化する働きもあります。唾液は食物を消化し、細胞を元気にし、悪いものは排除し、栄養を吸収する働きを強くします。
噛まないで飲み込むと、消化も不十分で栄養が吸収されません。鍋の中で柔らかくするより、口の中で噛む方が栄養の吸収はいいのです。又、消化酵素以外に病気を防ぐ免疫物質も唾液は含んでいます。
3.ガンを予防する
噛むことに専念してガンや病気が治ったという話を聞きます。現在、日本の死亡率のトップを占めるのはガンです。その原因ははっきり究明されていませんが、いろんな発ガン物質と呼ばれているものは分かって来ています。
その発ガン物質の毒性に唾液を加えるとほとんど消えてしまったという実験結果を出した研究チームがあります。唾液の中の約15種類の酵素郡が毒性を消す働きをしているらしいとわかって来たのです。
4.大脳の働きを活発にする
噛むことは、知能の発達と深い関係があることもわかってきています。よく噛むようになって記憶力がよくなった受験生の話もあるし、ある九州の小学校でよく噛むクラスと噛まないクラスとに分けて知能テストの結果を調べたら、噛むクラスのほうが上だったという結果もあります。
噛むことがポンプの役目をして、頭のなかの血液を酸素の多いきれいなものに保っていると想像されます。大脳神経細胞は血液によって養われているのですから、噛むことで血液が浄化されると頭もよく働くということですよね。
5.精神が安定する
ぬり絵を枠からはみ出してしか塗れない子供が噛むことを続けることで枠に落ち着いて来たという例もあるように、噛むことは、精神を安定させ、安らぎが生まれ、ものの見方、考え方、判断力が高まり、意志力が強まるのです。噛むと振動が起きます。この振動が顎や歯や脳、そして体全体が刺激を受け丈夫になります。例えば金魚運動などが体全体を整えてくれるように、噛む振動が、ひいてはからだ全体を整えているようです。
体全体が整うことで、精神も安定し、やすらぎを感じられるようになるのでしょう。つまり噛むことは宇宙まで繋がっている、ということなのです。カムとは神(宇宙・自然)に向う(帰る)という源言語かも知れませんね。
6.良い歯を作る
よく噛みましょう、といっても歯が丈夫でなくては噛めません。その歯は乳歯のある子供の頃、噛むことによって、乳歯の下の永久歯が圧力を受け、非常に緻密ないい歯となるのです。噛まなかったら、永久歯が出てからも虫歯になりやすいし、歯の根の張りぐあいが弱くなって、年がいったら抜けやすい歯になってしまうのです。人間の成長過程で噛むことの前は、お母さんのおっぱいを吸うことです。
しっかりした歯を作ることは赤ちゃんのときの母親のお乳のやり方にあります。ほ乳ビンの吸い口の大きいのを使ったり、寝かせてのませると顎や歯並びが悪くなるのです。出にくい母乳を吸うことで下あごを強くし、顎を作っていくのです。それがやがては歯並びの違いとなって大きく出てくるのです。噛むことのもとのもとは、こうした赤ちゃんのときのお乳のやり方にあるので、お母さん方の責任は大きいですね。
人間の歯は、臼歯(穀類を噛む歯)20本、門歯(野菜を噛み切る歯)8本、犬歯(肉などを噛み切る歯)4本から出来ています。食べ物もこれらの歯に比例して取ることが自然に添うことかも知れませんね。
宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の戦いは有名ですよね。あの宮本武蔵は干し飯をいつも背負っていたようです。干し飯は水に浸してよくよく噛まないと食べられません。あのジャンプ力もこの干し飯をよく噛んだことと無関係ではなさそうです。小次郎は毎日、白い御飯とご馳走を食べていたのかも知れませんね。
噛むことが良いと分かっていてもなかなか持続しませんよね。イヤイヤ噛んだり、仕方が無いからという気持で噛んでも身体は知っているので病気は治りにくいです。
現代は加工食品が大量生産され、噛まなくてもよい食品が氾濫しています。時代に伴い子供達にも噛む習慣がなくなってきたようです。昔の母親は「よく噛みなさい」と言っていたけど、今は「早く食べなさい」という母親が多い気がします。これでは子供達の歯が弱くなってくるのも当たり前です。歯が弱いと噛むことがおろそかになります。ガンの予備軍を作っていることにもなりかねません。
今からでも遅くありません。食べ物に感謝して喜んで、また有難く噛めるようになれるといいですね。噛むのに時間がかかっても一生において病気を予防してくれ、長生きに繋がることを考えれば1日の噛む時間を大切にしたいものです。
http://www.local.co.jp/hiroko/kamuhanashi.html(噛む話)
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歯ぎしりあごの大敵
「君、寝ている間に歯ぎしりしていたよ」。そんなことを家族やパートナーから言われた経験はないだろうか。たかが歯ぎしり、と軽く考えがちだが、放っておくと歯やあごに大きなダメージをもたらすことがある。歯周病が悪化したり、顎関節症(がくかんせつしょう)の引き金になったりするので、早期の対策が必要だ。
歯ぎしりとは寝ている間に上下の歯を横にこすり合せる行為で、音がしない場合もある。歯をぐっとかみしめる「食いしばり」も同じようにあごに強い力が加わる。食いしばりは睡眠中だけでなく日中も起こる。重い物を持つときや、何かに集中しているときなどに無意識に食いしばっている人も多いだろう。
たとえ強く食いしばっていなくても上下の歯が接触した状態が続くと、あごの関節や周囲の筋肉は緊張状態になり、疲れや炎症が起こる。
ただ、歯ぎしりによるあごへの負担を和らげる方法は考案されている。代表的なのがシリコン系のゴムでできた「ナイトガード」というマウスピースを上の歯につける方法だ。ゴムが歯ぎしりの負荷を吸収するため、あごへの負担を軽くできる。
歯科で歯型に合わせてオーダーメードする。健康保険が適用され、自己負担は五千円程度だ。寝ている間、装着する。「日中の食いしばりは治しやすいのでは?」と思われがちだが、無意識下の行動であるだけに、簡単に止められるものではない。
歯ぎしりや食いしばり、顎関節症になりかけている症状に気付いたら悪化を食い止めるため、受診と同時に日常生活で対策をとることが必要だ。
○歯ぎしりかな・・・と思ったら
歯科に受診する目安
・朝、あごが痛い、だるい
・知覚過敏(冷たいものがしみる)歯のゆるみ、すり減りの可能性
・いびき:理由は不明だがいびきをかく人の7割が歯ぎしりをしているという
日常生活上の注意点
・「食いしばらない」「歯をくっつけない」といったメモ書きを張るパソコン、テレビなど目に付くところ、あちこちに
・ガムやするめなどをかみすぎない
・歯を食いしばる運動は避ける
・だるくなったらマッサージ:医師の指導を受けてストレスや緊張の原因があれば、できれば改善を:医師に相談
日本経済新聞 平成18年9月2日(土曜)抜粋
ライター 藤原 仁美
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歯科治療で骨粗しょう症発見
歯科治療のエックス線写真を活用し、骨粗しょう症の早期発見を目指すモデル事業を実施している県歯科医師会は13日、来年度から県医師会と協力し、本格的な事業として展開すると発表した。県内全域の歯科医に対し、協力医になってもらうように要請する。
モデル事業は、2003年度から県内の8地区で実施した。骨粗しょう症になりやすいとされる50歳以上の女性を対象に、治療の時に撮影した歯とあごのエックス線写真を使って、下あごの骨(皮質骨)の形態を診断してきた。
診断の結果、カルシウムが溶けて通常よりも薄くなっていたり、黒っぽく見えたりした場合には、患者に骨粗しょう症の疑いがあることを知らせた。これまで約140人に、本格的な治療をするため、整形外科などを紹介した。
協力医の診療所にはポスターがはってあり、診断を希望した場合、患者は情報提供料として250〜750円を負担する。事業を担当する橋本雅範医師(名古屋市南区)は「自覚症状がない人に、早期の治療を促せる。骨折による寝たきりも防げる」と期待している。
(2006年7月14日 読売新聞)
富田 篤 TOMITA Atsushi
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健康人は歯が命(2)
介護の方もケア大事
長寿世界1位の日本では、10年後にはほぼ4人に1人が65歳以上になります。高齢化社会を迎えても「食」は大きな楽しみであり、介護を受けられている方にも口腔(こうくう)ケアは非常に重要なのです。
皆さんは「誤嚥(ごえん)性肺炎」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。本来は食道から胃に入るべき食物などが、細菌とともに気管に入ることで起こる肺炎で、とりわけ介護を受けている方には大きな問題の一つです。
健康な人ならば食べ物が気管に入っても外に出すこともできるでしょうが、高齢者ではこの働きが衰えるため、気管から細菌を含む異物を出すことができず、肺炎を起こすことになるのです。
高齢者の場合は死亡原因の上位に肺炎があがってきますので、誤嚥性肺炎の原因となる口の中の細菌をなくすことが、最良の予防方法になります。つまりブラッシングなどの口腔ケアが今こそ重要であるといわれているのです。
近年、介護の現場で電動歯ブラシが注目されてきました。なかでも超音波歯ブラシは、人間の手の動きをはるかに上回る振動で、プラークを除去し、細菌そのものを破壊するといわれています。しかしこの電動歯ブラシにも重要な注意点があります。
振動が強いので、その力に負けてしまう乳幼児や自分で操作できない人は使わないことと、長くあてすぎると歯肉に傷をつけてしまうことです。普通の歯ブラシと違って、電動歯ブラシは手を動かさずともブラシ自体が自動的に動いてくれる点を良く理解して使用してください。
飯島歯科医院 飯島裕之
平成18年6月7日 産経新聞
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健康人は歯が命
口臭の原因には唾液も関係
口臭が気になることはありますか。口臭がする場合に、「胃が悪い」という言葉を耳にしますが、胃が原因ということはほとんどありません。朝起きたときに感じる口臭は生理的口臭といって、寝ている間に唾液分泌が減少し、細菌が増えるために起こる一時的な現象で、うがいや歯磨きをすればすぐにおさまってしまいます。
病的口臭の場合は歯周病やむし歯、舌苔(ぜったい)、唾液の減少など口の中の原因が九割と言われ、最も一般的なのが歯周病によるものです。歯ブラシなどが十分に行き届かず歯垢(しこう)が厚く大きくなったときは、歯垢の深い部分に嫌気性菌(酸素がない環境で存在する細菌)と呼ばれる細菌が増えてきます。
この菌が歯周病を進行させ、口臭を作り出すのです。むし歯がある場合は、食べカスがたまってにおいの原因となるばかりでなく、歯の中の神経が腐り、膿が出て腐敗臭をさせたりする場合もあります。また口の中を洗う働きのある唾液が少なくなると口の中が汚れ、口臭を発生させることがあります。
加齢により口臭を感じてくるのは唾液の量が減少するためで、降圧剤などの薬の副作用で唾液の量が減ることもあります。このため、水分を多く摂取し、舌を動かして唾液を出すようにするのも口臭防止に効果があります。
一方、自分には口臭があるのではないかと思いこむ場合があり、これを心因性口臭と言います。心因性であるかないか、さらにその治療については大学病院など専門の医療機関の受診をお勧めします。
(飯島歯科医院 飯島裕之)
産経新聞 平成18年5月31日
口臭に効果!?娘の一言
歯科にかかるお父さん急増
父親が娘に口臭を指摘されると、虫歯や歯周病の治療をする人が急増することが、「お父さんのオーラルケア」をテーマにライオンが実施したアンケート調査で分かった。調査は、首都圏の15〜25歳の娘を持つ父親とその娘を対象に郵送で実施、111組から有効回答を得た。
父親の口臭が気になる娘は約4割。父親自身は約6割が気にしていた。娘が考える主な原因は「お酒」(68%)「たばこ」(60%)。父親は「年齢のせい」(63%)が多かった。父親の対応策は「ガムをかむ」(49%)「食後歯を磨く」(35%)「食後つまようじできれいにする」「ミント系の菓子を食べる」(各20%)が多く、「虫歯や歯周病の治療」は1.5%だけ。
しかし、半数以上の父親が娘から口臭を指摘されることがあり、その結果、「よく歯を磨くようになった」(37%)「食後つまようじできれいに」(26%)などと行動に変化も。「虫歯や歯周病の治療」も22%に上った。「失礼な」と娘をしかった強気のお父さんも7.4%いた。
東京医科歯科大の真木吉信教授は「この年代は80%以上が歯周病というデータがあり、「病的な口臭」の疑いがある。指摘されなくても積極的に歯科医院に行ってほしい」としている。
産経新聞 平成18年6月10日
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育児相談 歯にフッ素を使うと、どんな効果が
フッ素は魚介類やお茶の葉にも含まれている成分で、厚生労働省でも「むし歯予防に効果がある」として、利用をすすめています。
■フッ素の効果
1.酸に強い歯をつくります。
2.歯の再石灰化を促進します(初期のむし歯は治ることがありますが、フッ素はこれを助けます)。
3.むし歯菌の働きを抑えます(生えたての歯に特に効果があるので、永久歯への生え変わり時期の利用も効果的です)。
■フッ素の利用方法
1.歯科医院で歯にフッ素を塗る・・・歯の状態を診てもらい、歯科医院で塗ってもらう。
2.歯科医院で指導を受け、家庭でフッ素を使ってうがいをする・・・四歳を過ぎたら、歯科医院でご相談ください。
3.家庭でフッ素配合の歯みがき剤を毎日使う・・・ぶくぶくうがいができるようになったら、使ってみましょう。
■歯みがき剤の効果的な使い方
歯みがき剤は、仕上げみがきをした後に、歯全体に塗るように使います。歯みがき剤の量は幼児用の歯ブラシの毛先二分の一程度が目安です。また、うがいは二〜三回程度にとどめるのがよいでしょう。
ただし、フッ素はむし歯にならない薬ではありません。日ごろからの生活習慣や食習慣にも気をつけ、むし歯予防をしましょう。
広報ひらつか NO813 4月15日
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入れ歯の手入れ
食後は外しブラシで洗う
「お口、くさーい」。孫にそう言われてがっくりするおじいちゃん。でも洗浄剤で入れ歯はすっきり、孫もにこにこーー。そんなコマーシャルもあったが、入れ歯をしている人が気になるのはやはり口臭だろう。
原因は細菌のかたまりであるプラーク(歯垢)だ。うがいをすれば、きれいになったような気もするが「とれるのは食べ物のかすなどだけ。プラークはとれません」と東京都リハビリテーション病院の歯科衛生士、溝越啓子さんは言う。食後には必ず入れ歯を外して洗うことが大事だという。
入れ歯をつけたまま歯磨きをする人もいるが、それでは金具や内側の部分に汚れが残ってしまう。必ず外し、専用のブラシでぬめりがとれるまで洗う。その際、シンクに栓をするか、たらいを置くかなどして水を張り、その上で流水で洗う。「手をすべらせて落としてしまうと、破損したり目には見えなくても傷がついたりする」
その後、残っている自分の歯も忘れず磨く。さらに寝る前には、水を張った容器に外した入れ歯を入れ、市販の洗浄剤を溶かして一晩おくといいという。認知症(痴呆症)のお年寄りには「入れ歯がとられる」と、外すことをいやがる人もいる。
「その場合は一緒に洗面所に行き、「きれいにしますのでちょっと貸してくださいね」と目の前で洗って返してあげるといい」と溝越さん。入れ歯洗浄剤「ポリデント」の輸入元のグラクソ・スミスクライン(本社・東京)によると、現在、入れ歯利用者は日本で約2600万人。
シニアブランドマネジャーの三木寿穂さんは「高齢化が進み、さらに入れ歯人口は増える」とみる。口臭を気にする人が増え、04年9月から通常よりミントの含有量が多い洗浄剤を発売しており、「用法を守れば、99.9%、口臭の原因菌を除去できる」という。
そもそも、なぜ入れ歯になってしまうのか。東京歯科大水道橋病院の歯周病専門医、森山貴史さんは「歯を失う要因は虫歯と歯周病だが、高齢者の場合は歯周病が多い」と指摘する。歯の周りにプラークがたまることで歯を支えている骨が溶けていく。
最初は歯茎が腫れる程度だが、次第に歯がぐらついて最後は抜け落ちてしまう。その予防は、日々の歯磨きをきちんとすることと定期検診を受けることだという。また入れ歯は当初はぴったりでも年月がたてば、歯茎の形が変わって合わなくなることもある。
持っている入れ歯の手入ればかりでなく、入れ歯そのもののチェックも必要になる。森山さんは「合わない入れ歯を使っていると、かみ合わせが悪くなり残った歯にも負担がかかってしまう。入れ歯も年に1回は、歯科医や歯科衛生士などによる定期検診を受けて」と助言する。
合わなくなった場合、思い切って取り換えるのも手だ。どこで入れ歯を作るのか、インターネットや口コミなどで情報を集めるのも大切だ。専門医や、学会の専門医や認定医を探して相談することを勧める。「1ヵ所で決めずに、数ヵ所を回って話を聞いてみるといい」という。
三ヵ条
1.寝る前、洗浄剤入れた水に
2.日々の歯磨きは、きちんと
3.入れ歯も年に1度は検診を
朝日新聞(2006年3月28日)
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オーラルケア
おしゃれ道 ホワイトニングや口臭予防で爽やか
歯のホワイトニングや口臭予防をはじめ、オーラル(口腔)ケアに気を遣う人が増えている。通常の歯みがきから一歩進んだケアをすることで、より若々しく爽(さわ)やかな印象になるからだ。
歯の黄ばみやくすみは、長年にわたる汚れの沈着が原因だ。食事をとったら、なるべく早く歯を磨き、汚れを残さないようにする。何もつけずにブラッシングするだけでもいい。研磨効果の高い歯みがき剤もでているが、強くこすりすぎると歯や歯茎を傷めてしまうこともある。
さらに白さを追求したいなら、ブリーチ効果のあるホーム用ホワイトニング剤を使う。塗布してしばらく放置しなければならないが、数日間続けることで明るい輝きが取り戻せる。ホワイトニング期間中は、コーヒーや赤ワインなど、色の濃い飲み物をできるだけ避けるのもポイントだ。
また「年齢とともに口臭が気になるようになった」という人も多い。口臭は歯に付着した汚れや歯周病、胃腸の状態などの影響に加え、唾液の分泌が減ったことが原因。口腔内の老化現象の一つでもあるともいえる。
歯みがきをする際、舌用のクリーナーを使って舌の上に付着した汚れを取り去るようにするだけでも違う。外出先でなら水で口をすすいだり、ガムを噛んで唾液の分泌を促すといい。半年から一年に一度は、歯科医院で歯のクリーニングをしてもらうのも有効だ。
虫歯や歯周病、それに起因する内臓疾患の予防にもなり、自宅でのケアもしやすくなる。
日本経済新聞 2006年3月4日(美容ジャーナリスト 倉田 真由美)
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歯みがき剤をうまく使おう!
・歯みがき剤は、使わなくてもいいのですか?
歯ブラシ等で歯の表面に付いた歯垢をしっかり落とすことが一番大切ですが、歯みがき剤をまったく使わないと、歯の表面に茶色い色が付いてしまいます。これはむし歯や歯同病の原因にはなりませんが、気になる人は歯みがき剤の使用をおすすめします。
・歯みがき剤の効用は?
1)歯ブラシによる清掃効果を高めます。
2)お口に清涼感を与え、口臭も予防します。
3)薬用成分によりむし歯や歯同病の予防、知覚過敏症の減弱などの効果が期待できます。
・歯みがき剤の正しい使い方は?
歯みがき剤をつけ過ぎない事が大切です。たくさんの量を使って力いっぱいみがくと、主成分の―つの研磨剤により、歯がすり減ったり、だ液が出すぎて、歯ブラシの時間が短かくなってしまいます。歯の根の部分が露出している場合は、液状歯みがき剤(研磨剤が入っていません)をおすすめします。
・歯みがき剤の成分は?
歯みがき剤の成分には基本成分と薬用成分があります。基本成分には研磨剤(汚れを落とす)、発泡剤(アワの元)、香味剤(香りや味)や保湿剤、保存料、着色剤などが含まれています。薬用成分として、むし歯や歯同病を予防する成分が加わると医薬部外品(薬用歯みがき剤)になります。
・どの歯みがき剤を使つたらよいですか?
子どもにはフッソ配合の歯みがき剤をおすすめします。成人にはフッソ入りに加えて、歯同病や知覚過敏症の予防など目的に応じて選択しましょう。また高齢の方には、歯のつけ根がむし歯になりやすいので、フッソ入りのものをおすすめします。詳しくはかかりつけ歯科医にアドバイスしてもらいましょう。
(出典 お口の健康をめさず情報誌 かむカム 2006.2 10月号 編集・発行 財団法人 かながわ健康財団)
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むし歯
「よくかむ」も予防に効果的
人はなぜ歯を磨かなければならないのでしょうか。歯というのは「口腔(こうくう)」と呼ばれる器官の一部です。口腔とは、消化器官の一部であるとともに、発音、呼吸という重要な役割を担っています。その口腔の機能の一部として働いているのが「歯」です。最近では、歯を含む口腔の健康管理が全身的な健康に深く関与していることが、広く知られるようになってきました。
例えば、むし歯の細菌や毒素がアレルギーを引き起こしたり、リウマチ、心疾患、腎疾患など、歯とはまったく離れた臓器にまで悪影響を及ぼしたりすることもわかっています。これらは、むし歯に起因した疾患の中でもかなり重篤な例ですが、ここまで至らないにせよ「たかがむし歯、されどむし歯」といった認識は必要でしょう。
では次に、むし歯がどのようにしてできるのかについてお話ししましょう。
〈1〉口の中にいる細菌
〈2〉炭水化物や砂糖などの糖質
〈3〉歯の質や歯並びなどの状態
〈4〉プラーク(歯垢(しこう))が歯についている時間。
実は、このどれか一つの条件が欠けても、むし歯にはなりません。特に、「プラーク」というものが、むし歯を作る直接の原因となるものです。つまり、最初の三つの条件がそろわないとプラークは形成されません。このプラークの中にはたくさんの細菌がすんでいて、それらが歯の表面を溶かし(脱灰)、むし歯を作るのです。
そこで、むし歯を作らないために必要になるのが、プラークの増加を抑えること、いわゆる「プラークコントロール」です。最近では、 テレビのCMなどでもよく聞かれるこの「プラークコントロール」ですが、いくつかの具体的方法をご紹介しましょう。
「脱灰」というプラークの悪行に対して、溶けた歯がまた元の状態 に戻ることを「再石灰化」といいます。実は、人の口の中ではこの脱灰と再石灰化が日常的に繰り返し起こっているのです。そこでもし、再石灰化を積極的に促せば、むし歯になることをある程度防ぐことができます。
その手段の一つに、フッ素の活用があります。フッ素は、再石灰化を促進したり、細菌の活動を抑えたりしてくれるのです。フッ素入り歯磨き剤の使用や、歯科医師によるフッ素塗布などがよく知られています。そしてもう一つ、外からのものに頼らずとも、いつもからだの中に持っていて有効なものがあります。それは、「唾液(だえき)」です。
唾液は、抗菌、洗浄、再石灰化作用など、実に多くの大切な働きをしてくれるのです。この誰もが持っている唾液パワー、せっかくなら最大限に力を発揮させたいものです。そのためには、どうすればいいのでしょう?答えは意外に簡単です。「よくかんで食べること」です。ただし、飲み物や、やわらかいものでは、唾液の分泌は多くありません。硬いものをよくかんで食べることが大切です。
しかしなんと言っても、皆さんが手軽に実践できて有効なプラークコントロールは、「歯磨き」でしょう。歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスといったものを使って、ついてしまったプラークをこまめに取り除くことです。
そのほかに、専門家によるケアも大切です。自分では十分磨けないところについては、歯磨き指導とともに、PMTC(プロが行う歯のトータルなクリーニング)を受けましょう。また、むし歯や歯周病のチェック、食事指導もしてもらうといいでしょう。
歯の健康は全身の健康と密接に結びついています。丈夫な歯で一生暮らすことができるように、最低でも年に一度は歯の定期健診をされることをお勧めします。
読売新聞「からだと健康」より
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口臭ケア 「舌磨き」でさわやかに
東京都渋谷区で飲食業を営む原口文一さん(60)が、口臭を気にし始めたのは5年ほど前だ。朝、起きた時など自分でも「ちょっとにおうな」と感じ始めると、何となく周囲の人に避けられているような気までしてきた。そこで、近くにある松尾歯科医院の松尾通・院長に相談した。
松尾院長は口臭ケアに取り組んで10年以上。原口さんの歯の汚れや歯石を取り除くとともに、歯間ブラシ、デンタルフロスも使うていねいな歯磨きを指導した。歯の手入れを続けるうち、原□さんは自然に気にならなくなった。
今でも3ヵ月に1度はケアを受ける。松尾院長は「たいていの人は、□の中を清潔に保てば問題にならないレベルまでにおいを減らせる。ただ、落ちにくい汚れもあるので、定期的に歯科医院を訪れることが大切」と話す。
日本歯科大の八重垣健教授によると口臭は鼻やのどの病気、糖尿病などで起きる時もあるが、9割以上は□の中に原因がある。はがれ落ちた細胞や歯ぐきからの血が舌の表面に付着し、それを細菌が分解して白い舌苔ができる。舌苔から硫黄成分をふくむガスが発生し
歯周病や歯槽膿漏になるとガスも増える。「口臭を減らすには、歯周病の治療が第一」と話す。東京医科歯科大の川口陽子教授によれば、唾液とも大きな関係がある。唾液には口の中の汚れを落とす作用や抗菌作用があり、睡眠や緊張などで量が減ると口臭が強くなる傾向がある。食事で唾液が出て□の中の汚れが落ちると口臭も急激に減る。
高齢になると量が減ったり歯周病が進んだりして、においが強くなることもある。川口教授や八重垣教授が「大きな効果がある」として勧めるのは毎朝、原因となる舌苔を落とす「舌磨き」だ。
ただし、歯ブラシで磨くと舌の表面を傷めることがある。専用の舌ブラシを使う方がいい。吐き気を抑えるため、舌を思いっきり前に突き出し、呼吸を止める。舌の一番高くなっている部分から舌の先端に向けて軽くブラッシング。力を入れすぎないこと、舌のざらついた表面を舌苔と勘違いしないよう注意することが大切だ。
さまざまな種類の対策グッズが市販されているが、科学的に効果が確認されたものは多くない。市販の洗口剤は、アルコールによる殺菌や香料で口臭を目立たなくする効果を狙ったものが大半だが、すぐに菌が繁殖してしまうため、効果は限定的だ。
口臭を減らすことが実験で確認されているのは、大阪市の歯科医薬品メーカー「ビーブランド・メディコーデンタル」が開発した、塩化亜鉛入り洗□剤「ハイザック」(税別2200円)。亜鉛イオンが、原因になるガスと結びついて無臭化させる。一部の歯科医院や、インターネットによる通信販売で購入できる。
応急的に口臭を少なくしたい時に有効なのは、砂糖入りのチューインガム。砂糖が□の中を酸性にし、細菌の働きを抑える。シュガーレスのガムは逆ににおいを強くしてしまうこともあるから、注意が必要だ。
3カ条
一、歯間ブラシ・フロスも利用
ニ、定期的に歯科医でケアを
三、急場には砂糖入りのガム
朝日新聞(2005年12月6日朝刊)
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おしゃぶりと歯並び
三歳になり、乳歯が生えそろいましたが、出っ歯のような気がします。おしゃぶりの影響でしょうか?という声を聞きます。使用時間や吸う力などによって個人差はありますが、おしゃぶりは長時間使うほど歯並びやかみ合せに影響がでてきます。
奥歯をしっかりかみ合わせても上下の前歯がかみ合わない「開口」や、上あごや上の前歯が前に出てくる「上顎前突(出っ歯)」は、見た目以外にも発音が不明瞭になったり、食事がとりづらくなったりといった問題につながります。
三〜四歳ころまでにおしゃぶりをはずせれば、高い確率で元の状態に戻るといわれていますが、うまくはずせないこともあります。はずす準備は早めにしておきましょう。
おしゃぶりのはずし方は、まず、おしゃぶりを子どもの目に触れないようにします。そして、日中の使用を徐々にやめていき、寝る前だけで大丈夫になったら、「お誕生日までにやめようね」などと約束をして、その日が来たら中止します。。
おしゃぶりの代わりとして、寝る前に絵本を読んだり、歌やお話などをしたりして、親子のスキンシップを持つようにするとよいでしょう。この機会におしゃぶりの使い方をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
(平塚広報 2005年10月15日)
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「歯の多い高齢者は健康」
目安は70歳以上で20本自分の歯が20本以上残っている70歳以上のお年寄りは、4本以下と比べ、身体の病気で費やす医療費が1か月、平均約9000円も少ないことが、兵庫県国民健康保険団体連合会などの調査で分かった。
残存歯数が多いほど、神経や循環器などの病気で通院する日数が少なく、歯と身体の健康の密接なかかわりが明らかになった。
この調査は、同連合会が保有する同県内全域の医科と歯科のレセプト(診療報酬明細書)をもとに実施。昨年5月に歯科治療を受けた70歳以上の男女約3万2600人を対象に、同じ月の歯科以外の医療機関への通院日数や医療費を算出した。
その結果、残存歯数が4本以下の人は、歯科以外の医療費が平均2万6500円だったのに対し、20本以上の人は1万7800円で、歯が多いほど医療費が少ない傾向が見られた。
病気別の平均通院日数では、神経系の病気(パーキンソン病、アルツハイマー病など)では、残存歯数20本以上の人が2・17日なのに対し、19本以下の人は3・56日と1・6倍。循環器疾患(高血圧、心疾患、脳こうそくなど)でも20本以上が2・46日に対し、19本以下は2・82日と、残った歯が多い人ほど、通院日数が少なく、健康状態の良好さをうかがわせた。
近年、歯周病など歯の病気を招く細菌が、糖尿病や心筋こうそくなどの一因になるという研究も報告されている。調査に協力した日本歯科医師会の登利(とり)俊彦常務理事は「適切な口腔(こうくう)ケアを進めれば、医療費の削減につながる可能性がある」と話している。
(2005年10月4日 読売新聞)
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歯科に関するミニ知識 NO-4 NO-3 NO-2 NO-1
医療に関するミニ知識
全身の病気とお口の中の病気の深いかかわり
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