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歯が抜けて あなた頼むも あもあみだ

「痩蛙 負けるな一茶 是に有」江戸時代後期に活躍した俳人、小林一茶の有名な句です。やさしさとユーモアに満ちた句を生涯2万句も詠んだ一茶は、50歳を前にすべての歯を失ってしまったとか。

「歯ぎしみの 拍子ともなり きりぎりす」これは、歯がまだ健在だった頃の句にちがいありません。そして月日が過ぎ、最後の一本の歯が抜けてしまうと、自らの気持ちをこんな句に託しています。「歯が抜けて あなた頼むも あもあみだ」。歯をすべて失ってようやく、噛むことの大切さを悟ったのか、あとは阿弥陀仏の慈悲にすがるしかないと、さすがの一茶も心細くなったのでしょうか。

抜けた歯はどうするの?

抜けた乳歯をどうするか。国ごとにさまざまな言い伝えや習慣があります。日本を含めアジアでは、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根へ放り投げるという習慣があります。新しい歯は古い歯がある方向に伸びると信じられているからです。一方、米国、カナダ、イギリスなどでは夜眠る時、枕の下に抜けた歯を入れておくと”歯の妖精”がやってきて、抜けた歯を持っていき、コインと交換してくれるという言い伝えがあるとか。

チリとコスタリカは、かなりユニーク。抜けた歯をイヤリングにして身につけておくそうですよ。国が違っても、歯の健康を願う気持は世界共通なんでしょうね。

(出典 日本歯科医師会雑誌)

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