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エステの臨床

日本の歯科審美学会は「美の探究」という意味から、歯のエステについて次のように問題を投げかけている。

◆ 一石三鳥のブラッシング効果

歯の汚れや着色を取り除いて、常に口の中を清潔な状態にしておくことがエステの基本である。これによってむし歯の予防、口臭をシャットアウトでき、さらに歯齦をピンクの健康色に保ってくれる。

◆ 口もとに自信があるか

白い歯は、マニキュアのように、表面に色を塗るだけでは表現できない。天然にできる歯は複雑、繊細、かつ微妙な構造をもっている。

不幸にして大切な歯の色がむし歯などで変化したときは、人工的に健康な歯の色を取り戻すことができる。そのためには早期治療に勝るものはない。

◆ 表情に自信がありますか

表情にとって、特に前歯は重要な役割をしていることはご存じの通りで、笑ったとき、話をするとき、口もとは赤いリップラインに縁どられて、白い歯がクッキリと相手の印象に残る。

そのとき、きれいな歯並びとそうでない場合とでは大変違う。歯並びが悪く、むし歯になっているようだと、笑いに自信がなく、不自然になり、表情も悪くなる。

表情というものは、自分の気持ちを表し、他人を受け入れる大事なコミュニケーションの媒体なのである。歯の姿と形は審美的外見を大きく左右する。

最適な歯の審美性を達成するためには、解剖学的に自然な形を与えることが絶対に必要でる。したがって、審美歯科の治療に成功するためには、正常な歯の解剖学の基礎知識がその根本となる。

◆ 一石三鳥の噛む効果

物足りないということの表現に「味気ない」という言葉がある。よく噛むことは食物から味をしぼり出し、含まれている「うま味」や「香り」を発散させる。

そこで食事を本当に味わい楽しむことができるわけである。噛むことによって、唾液が分泌され消化がよくなるばかりでなく、口の周りや顎の筋肉を使うため血行がよくなり、口の中も唾液の作用で自然に浄化される。

また、噛むことは子供達の顎の発育を助け、きれいな歯並びになるように仕組まれている。

◆ 歯も年をとる

歯も身体の一部であるから増齢的に変化してくる。わが国(黄色人種)では、皓歯といわれる最も白い歯の年代は幼児期から青年期まで、永久歯列ができあがった頃である。

以後、徐々に明るさが失われ、黄色味が濃くなってくる。一方、歯の形も変わってくる。たとえば、上顎の中切歯は軽く口を開けたとき、その先端が上唇の下縁から1〜2ミリ見えるのが普通である。

しかし、増齢するにしたがい先端がすり減ってみえにくくなる。歯の色が増齢的に濃くなるのは普通のことで心配はいらない。

しかし、体の中で歯のできつつあるときや、幼児期の全身的な病気に対して使用された薬の影響で歯に変色が起こることがある。

抗生物質のテトラサイクリン系の服用によって変色(黄色・黄褐色)することは有名である。また、火山地帯で飲料水にフッ素が多量に含まれているものを常飲していると、歯の表面にエナメル質形成不全が生じて歯面が茶褐色の斑状になる(班状歯)。

しかし、上水道の水質管理がいきとどいた最近ではなくなった。

参考:歯科の歴史おもしろ読本

 

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