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恐竜は胃に石を持っていた?

よく噛まないを、消化が悪くなると言われる。ところで肉食恐竜は、獲物を丸飲みしていることはご存知か?それでは恐竜は、噛まなくても消化不良を起こさなかっただろうか?

じつは恐竜の糞の化石が、多く発見されている。十分に消化されていなければ、糞が化石として残らないのだ。でも、どうして噛まなくても消化されていたのだろう?

この疑問に対して諸説がある。
第一は、強力な消化酵素を持っていたという説。
第二には、ウシのように胃袋がたくさんあり、反芻(食べ戻し)をしていたという説。
第三には、胃の中に石が存在したという説。

さて恐竜の化石が発見された付近で、周囲の地層には見られない石が発見される。これこそ「胃石」と呼ばれ、食べ物を粉砕していた石である。現在では、ワニにも胃石がみられる。

胃の内面には格子状のヒダがあり、ここに石がはまり込む。なるほど! これなら歯で噛む必要がない。忙しい現代人にはピッタリではないか。

ヒトにも胃石があれば・・・と思われる方もいるに違いない。確かに胃石は、一見して便利そうに思える。でははたしてそうであろうか?ところで、イソップ童話に中のオオカミと七匹の子山羊たちの物語をご存知だろうか?

オオカミが六匹の子山羊を食べ、一匹だけが生き延びた。そのことを子山羊が母親に告げると、母親は眠っているオオカミのお腹を切り、子山羊たちを逃がし、代わりに石をつめて逃げ去った。

目が覚めたオオカミは、喉が渇き水を求めて池に行ったが、水に溺れて死んでしまったという話し。そう! 石があると体が重くて、泳ぐことができない。草原を疾走することもできないだろう。やはり胃石は、不便なのだ。

さてヒトには、胃石の代わりとなる「あるもの」が存在する。賢明な読者の方なら、もうお気づきのことと思う。そう! 胃石の代わりに、ヒトには臼歯が存在する。

臼歯で噛むことは、哺乳類の特徴なのだ。進化の過程では、魚類から両生類そして爬虫類の歯は、獲物を捕らえる手の代わりの歯として進化する。

だからすべての歯が同じ形をしている。恐竜は丸飲み食べするので、胃から後が消化器官をなるのだ。しかし、ヒトは臼歯を得ることにより、口も消化器官の一部として機能している。ヒトの歯は、かくも巧妙にできているのだ。

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