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11ミリのカマボコ

6月に入りいささか蒸し暑くなってきた。ビールがおいしい季節である。さて先日,ある番組の名物ディレクターとお会いした。この番組,約16年にわたり高視聴率を稼いでいる。一回の放映のために,なんと3ヶ月の取材期間を設けているそうだ。どのようにして,視聴者を飽きさせない番組作りをしているか興味ある。面白くなければ視聴率が低下する。・・かと言って,特定の食品をセンセーショナルに扱うと,売り切れ騒ぎになりかねない。過剰な演出は,誤解を招き信用を損なう。

そこでこの番組。ふつうの食物をいかにおいしく食べるかを追求している。例えば“カマボコ”の特集では,視聴率はかせげないだろう。ここがディレクターの腕の見せ所・・・番組構成を考える。

さて某県のカマボコ産地での話。都会人が切った,カマボコを一目見て「これがでたら箸でどける!」と言い切る人がいる。また地元の主婦も「こんなの出したら叱られる!」と言う。どうやらこの差は,厚みにあるらしい。横浜で100人に,カマボコを切ってもらったところ平均は9.2ミリ。ところが産地で切ってもらうと11.4ミリ。産地では2ミリ厚く切っている。さて,どうしてだろうか?

そこで大実験。カマボコを7ミリから15ミリの厚さに切り人気投票をした。その結果,11ミリが圧勝!カマボコのプリプリ感が最高となるのが,この厚さなのだ。そこで,さらなる実験。カマボコをさまざまな厚さで切り,咀嚼筋の活動量を調べた。

5ミリから10ミリまで運動量が変わらなかったが,11ミリから急上昇。そして12ミリ以上では,また低下。どうやら11ミリのカマボコが,いちばん歯ごたえがあるようだ。さらに脳波までを調べたら,アルファ波が良く出たとのこと。11ミリのカマボコを食べることで,恍惚の世界に入ることができる。

さてこの話,誰かに言いたくなるまいか?仕事の後,ビアガーデンに直行しジョッキを片手に11ミリのカマボコをつまみたくなるまいか?

でも歯ごたえは,自分の歯があるからこそ感じることができる。そう考えれば,この話。つまるところ歯の話につながる。歯にまつわる広報活動も,見習うべき点がたくさんあるようだ。

歯のふしぎ博物
http://okazaki8020.sakura.ne.jp/omosiro/kamaboko/kamaboko.htmll

 

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